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MACKINTOSH
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MACKINTOSH

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MACKINTOSH(マッキントッシュ)

マッキントッシュのコートといえば、日本で売れに売れている人気アウターの代表格である。その愛用者は、女性よりも男性が圧倒的。しかも『ファッション業界人が一着は保持するコート』と異名を持つほど、その人気ぶりは年々拍車がかっている。冬にお洒落なビジネスマンが闊歩している姿を発見したなら、同ブランドのゴム引きコートを纏っていることが大半だ。では、その人気はどこから来るのか?理由のひとつに「日本男児の体型を見事にカバーする」という点が述べられる。ハリのある生地は形状記憶素材のごとく美しいシルエットを常に保ち、ビシッとした雰囲気を漂わせてくれる。着古してヨレヨレになることは皆無だ。しかも、比較的胴の長いとされる日本人(失礼...)の体型も、優美なラインで難なくスタイル良しに仕立てるという器量の良さ。これだけで洗練された感は十割り増しというもの。誰もが重宝したくなるのも頷ける逸品だ。

そんな同ブランドの歴史は、1822年にスコットランドでチャールズ・マッキントッシュが防水布「マッキントシュクロス」を発明したことから始まる。それまでキャンバス地に油を塗った防水布しかなかった服飾業界に、表裏2枚の生地間に天然ゴムを挟んで圧着したドライ布はまさに革命的だった。同生地から生まれたコートは「ゴム引きコート」とされ、瞬く間にヨーロッパの上流階級で人気を博す。縫製を施した縫い目裏に防水テープをあしらい、ポケットやライニングを接着剤で取り付けるという徹底した防水ぶり。実用性と機能性の高さから英国陸軍や英国国有鉄道で採用されたほどである。今では英和辞典で「Macintosh」を引くと、『ゴム引きコート』と表記されるぐらい世界中の人々に浸透してる。

また、年々アイテムのシルエットは細身傾向にあり、それ故、ますますファッション性の高い街着として注目されることは必至。伝統とトレンドを巧みに融合させられる力量を感じさせる。ここ数年でマテリアルやカラーリング、パターンの改革、グランメゾンとのコラボレーションを積極的にはかるのも、伝統と現代性のバランスを組み込もうとするブランドの姿勢の表れではないだろうか。着る人の個性や魅力を浮き彫りにする、そして流行に左右されない。それが長年多くの人に愛され続けているマッキントッシュなのだ。
( 文 : 空中庭園 / 仁田 登基子 )

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