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ARTIOLI
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ARTIOLI(アルティオリ)

アルティオリは1945年にミラノの北西に位置するトラダーテで創業した靴メーカーである。創業者であるセヴェリーノ・アルティオリが最初に構えた工場は、従業員わずか7〜8名という小さな工房程度の大きさだったが、数年後には100名を超え、現在では36,000足を生産する規模にまで成長した。とはいえ、職人による手仕事の工程を多く取り入れ、すべて自社工場内で生産している。
使用する革は最上質といわれる革の中から、さらに厳選した1%の部分のみを使うという徹底したこだわりぶりである。また、なめしについても化学製品を使わない天然なめし(ベジタブルタンニン)を採用している。当然クロームなめしに比べると時間も工賃もかかるはずだが、初志貫徹しているのである。
さて、アルティオリの名が世界に広まったのは'60年代〜'70年代にかけてのこと。現在の経営者であり2代目のヴィート・アルティオリの経営手腕によるところが大きい。現在までに6万6000モデルを世に送り出し、年間1000モデルを製作する。さまざまな製法を手掛けることができるアルティオリだが、現在は98 %がマッケイ製法である。もっともアルティオリらしさが出るのがこの製法なのだろう。初代セヴェリーノの代に購入した50年前の靴を今でも愛用している顧客がいるほどアルティオリの靴は耐久性が高いといわれている。
そんな履き心地の良さとエレガントなフォルムに魅せられた顧客も多く、フレッド・アステアやフランク・シナトラといった往年の大スターから、ロバート・デニーロなどのハリウッドスター。さらにケネディーファミリーからマイケル・ジョーダンといったセレブまで名を連ねている。アメリカのブッシュ大統領やイラクのフセイン元大統領も顧客として知られている。もっとも有名な話では創業者セヴェリーノ・アルティオリが直接、故ヨハネ・パウロ二世にマッケイ製法の靴を献上したこと。
現在、アルティオリはアメリカやロシア、アラブのドバイ、香港、日本などにショップを構え、3代目のアンドレア・アルティオリがトランクに新作を詰めて、世界中の顧客のもとを飛び回っているのである。

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