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いまどきの楽軽スーツには
迷彩ベルトの茶目っ気が効く
モデルが着用しているチェック柄の３Ｂスーツは、ご存知「ボリオリ」の「ドーヴァー」。ドーヴァーと言えば、今のアンコンＪＫブームの火付け役となった名作ジャケットですが、最近はスーツにおいてもこの名を踏襲（今まで「ソーホー」という名で展開されていたスーツがすべてここに集約されています）。ドレススタイルのカジュアル化が加速する今の気分に最も即したスーツとして、大人気を博しております。
こういうパッドや芯材を省いたスーツ、もちろんクラシックに着こなすこともできますが、その柔らかさや、軽快な雰囲気を最大限生かすなら、どこか茶目っ気の感じられるスタイリングを心がけてみるのも手。ご覧のコーデもジャケットのチャコール×グレーの色味に合わせてニット、タイ、靴、そしてコートをモノトーン基調でまとめていますが、ベルトだけはあえてカモフラ柄。ドレススタイルに迷彩柄はいくらなんでも......なんて人もいるでしょうが、ここで普通の黒ベルトを締めた場合より、格段とお洒落上手に見えると思いません？
こちらのベルトは最近各ファッション誌に取り上げられている「ティベリオ フェッレッティ」にいち早く別注したもの。ありそうでなかなかないモノトーン迷彩、さらにB.R.SHOPのエクスクルーシブとなるシックなバックルの効果で、カジュアルな中にも大人の品を保てる仕上がりとなっています。つまり今回のような軽快仕立てのスーツに合わせるベルトとして絶好の立ち位置にあるわけ。とくに仕事終わりに合コンがあるなんてとき、こんなお茶目なベルトを締めていれば女性たちが熱い視線を注ぐこと間違いナシ。男性陣も「コイツ、やるな」と一目置くことでしょう。ちなみにこのベルト、旬のテクである"剣先ちょい垂らし"が似合うよう、剣先はやや長めの設定ですが、スーツでそこまでやるとさすがにやり過ぎのため、今回はベルトループに通しています。お洒落にはこういうサジ加減も肝要なのです。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 吉田 巌 / 十万馬力
人気爆発中の伊のベルト専業メーカー「ティベリオ フェッレッティ」にB.R.SHOPが別注したモデル。カモフラ柄のスエードという少々難易度の高いマテリアルですが、グレー×ブラックというシックな配色と、プレーンなバックルデザインにより、幅広いスタイルに難なくマッチする１本となっています。カモフラ柄が人気だけど自分にはちょっとアクが強過ぎて……なんて人も、こういう小物ならさりげなく取り入れることができるはず。
こちらのナイロンコートは、伊の老舗アウターブランド「ヘルノ」が04年から展開するブランド「Ｈ（アッカ）948」のもの。ヘルノが培うクラシックな仕立て技術をもとにしながら、高級ナイロン素材で知られる伊のリモンタ社と組み、よりモダンで若々しい仕上がりとしています。今買えば春先まで重宝する軽快な一着です。
