吉田／最近あちこちの雑誌が“ピーティーゼロワン”のパンツを取り上げてますよね。ぶっちゃけ、なんで？
梅／その前に吉田さん、“ゼロワン”じゃありません。PT01と書いて“ピーティーゼロウーノ”。ピーティーはPANTALONI TORINO、つまり、トリノで作られるパンツのNo.1という意味で付けられた名前のようです。
吉田／使えるウンチクありがとう。で、実際どうなんです、ここのパンツ？
大西／インコテックス、Ｇ.Ｔ.Ａ以来、久々にイタリアからキレイ目パンツの黒船がやってきたという感じかなぁ。

梅／先頃そのディレクターのマリオ・ステファノ・マランさんが、ＣＥＯのピエランジェロ・ファッシーノさんと一緒に、ふらっと当店に来られたんですよ。いやぁ感激したなぁ。
大西／ボクも東京の展示会でご両人とあったよ。ほら記念撮影までしちゃった。
吉田／はいはい、業界人にありがちな“この人知ってるバナシ”はいいから、PT01の特徴は？

大西／まず作りが面白い。基本的にはクラシックなテーラードパンツの作りを踏襲しているんだけれど、ステッチやボタンの色を変えてちょっとしたアクセント効果を発揮させたりと、今までのイタリアパンツにない遊び心を感じさせますね。それとやっぱりシルエットが秀逸！一定の品格を保っているんだけれど、非常に考え抜かれた細身のテーパードシルエットを備えていて、とびきりシャープかつスマートに見える。

梅／スラックス仕立てだから、ウエストやワタリの調整が無理なくできるのもいいんですよね。
吉田／へぇー、そんなに絶賛されると一度穿いてみたくなりますね。

梅／そうですよ、実際に穿かないと、このブランドのホントの実力はわかりません。
大西／じつは2009年春夏には、ただいま人気爆発中のイタリアのデニムブランドと組んで新しいデニムライン「PT05（ピーティーゼロチンクエ）」を発表するとか。いずれにしろ今後ますます注目されることは確実なので、早めに手を打っとくのはマジで賢明だと思うよ。