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Backyard Talk Vol.019
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Backyard Talk vol.019 B.R.SHOPオリジナル靴第2弾は、やっぱり“スエード
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吉田/ほらね、そう来るんじゃないかと思ってたんですよ。
大西/え、吉田さんも?僕も薄々(笑)。だって旬だもんね、スエード。大和さんがこの流れに乗っからないはずがない。
梅/やっぱり皆さん予想してましたか(笑)。もう少し意外性があったほうが良かったでしょうか。
大西/いやいや、バカ売れ中のB.R.SHOPオリジナル靴第1弾を買った人だったら、まさに「待ってました」な1足だと思います。

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吉田/これってラストは前と同じですか?
梅/そうです。旬の英国靴を体現すべくシャープなラウンドトゥで仕立てた、自慢のオリジナル木型です。もちろん製法はグッドイヤーウエルト。
吉田/てことは、ヒールの高さも一緒?
梅/ハイ。普通のドレス靴のヒールより10mm程度高い、35mmヒールを備えています。ついでに言えば、接地面ら向かってテーパードするピッチドヒールとしているのも同じ。

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大西/第1弾のときも思ったけど、凄く手が込んでるよね。とくに、グッドイヤーなのにコバの張り出しをぐっと抑えているのがスゴイ。腕のいい職人がやらないとこうはならないよ。
吉田/それと相変わらず見た目がいい。スエードで、しかもウイングチップと来れば、もっと野暮ったくなっておかしくないのに、とってもエレガント。これも木型がいいからでしょうね。いまメチャメチャ人気を博してる、ドレッシーなスエード靴の模範解答と言えるかも。
梅/ありがとうございます。

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大西/それにしてもホント、最近はスエード靴ばっかりリースしてる感じがするなぁ。それもこのB.R.SHOPさんのような靴のように、焦げ茶スエードか、黒スエードばっか。
吉田/スエードっていったら、以前はクラークスのデザートブーツみたいなベージュ系が主流でしたもんね。
大西/結局、ベージュのスエードだとカジュアル限定という感じがするけれど、焦げ茶や黒となると上品なスタイルにも合わせやすいからだろうね。ドレス靴のデザインをしていればスーツに合わせてもおかしくないし。とくに今季は英国調の流れで、スーツやジャケットでは千鳥格子やグレンチェックなどの柄や、ツイードやフランネルといった紡毛生地が流行ってるでしょ? そうしたカントリー調の生地とスエードは馴染みがよく、しかも焦げ茶や黒ならドレス感もキープできるってところで、注目されているんだろうね。
梅/B.R.SHOPで展開している他のスエード靴も、最近は焦げ茶と黒が人気ですね。それもドレス靴に限らず、チャッカとかスリッポンとかでも。

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吉田/そうなってくると、ボクなんて天の邪鬼だから、あえて焦げ茶スエードとかは履きたくない。スーツをあまり着ないし、この「フェランテ」のサンドベージュのチャッカなんかが欲しくなってくる。でもコレ、ほとんどオフ白だね。汚れが目立つかなぁ。
大西/消しゴムでいつもゴシゴシしないとダメかもね。
梅/あんまり汚れが目立つようだったら、色を変えちゃうって手もありますよ。
吉田/えっ、スエード靴ってそんなことできるの?
梅/できますよ。薄い色から濃い色に変えるのは全然難しくないですよ。
大西/それこそ、以前このコーナーに登場した凄腕シューシャイナーの彼に頼めば?B.R.SHOPさんで新しい靴磨きサービスを担当している彼。
吉田/丸谷さんでしたっけ?
梅/そうですね。丸谷さんなら、スエードの色変えは簡単にやってくれると思います。吉田さん、それを見越してこのフェランテ、行っときますか?

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吉田 巌

吉田 巌

ライター/有限会社十万馬力

服、靴、鞄、そして時計、と男性の物欲を刺激するアイテムについて何でもかんでも書きなぐっているライター。イタリアのバイクが好きで、生死の境をさまよう事故に遭いながら、懲りずにベスパでリハビリ中。東京で1番好きな場所は新宿ゴールデン街。遅筆。

大西 陽一

大西 陽一

ファッションエディター/RESPECT

エディター的視点からスタイリングのできる希少な存在として、雑誌や広告など幅広く活躍する売れっ子。守備範囲はメンズファッションだけにとどまらず、インテリアやクルマ、雑貨までにも及び、親しみやすいほがらかな人柄が多くの編集者から愛されています。趣味の写真の腕前は相当なもの。

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