2〜3年前までは、イタリアでブルゾンというとバルスターの様なデザインの物が中心で、今回取り上げたようなGジャンのデザインの物ってあまり見る事がありませんでした。勿論、ミラノのZARAや若い人向きのデニムブランドには、ぽつぽつありましたが、30歳以上を対象としたショップには皆無で、国内セレクトショップのスタッフの様に、リーバイスとリーのGジャンの違いや、年代ごとのデザインを語れるような洋服関係者は、ほんの一握りでした。そんな状況からすると、このブルゾンはかなり画期的な商品。既に日本のメーカーが、これと似た物を作ってはいましたが革の質感等、ここまで上質でソフトなものはほとんどなかった。それと、大切なのが着丈や身幅、袖の太さといった部分のサイズ感。これは、アメリカの本家本元とは違うタイトなシルエットが特徴で、イタリアブランドのパンツにドンピシャにハマります。着こなしのポイントは、ブルゾンとフーデッドパーカをコーディネート。アメカジをイタリア(B.R.SHOP)流にアレンジしてみました。余談ですが、最近イタリアのセレクトショップのバイヤー達の間で、ちょっとしたアメカジブームが起こっている様です。日本では今更なレッドウィングやエンジニアガーメント的なワークウェアがブレークしているとか。これって、このGジャン同様、やっとイタリア人もMADE IN USAの味を分かる様になったと言う事かな?!
スタイリング・文 : 大西 陽一 / RESPECT
このフーデッドパーカ、実は隠れた馬鹿売れ商品。イタリアの空軍のイメージを、スポーティーで女性ウケしそうな大人可愛いデザインにアレンジし人気急上昇中。ジッパーは、ダブルで使い勝手も完璧。ベルトをチラット見せる様に、下のジップを開けて着るのがポイント。
デニムにスラントポケット。この斜めのポケットの方が、ポケットの中の物が出し入れしやすいので、個人的にはいつもリコメンしているアイテムです。 シルエットはかなりタイトですが、ストレッチが効いているのでストレスフリーな履き心地。
シューズインソックスは、これからの時期に必須アイテム。こちら足の甲の部分の凹凸が無い上に履いていてソックスがずれてくる事がほとんどないと言うかなりの優れモノ。これと似た安いものもありますが、長時間はいていると、違いが歴然と分かります。大抵は、履いていると縫い目が当たって痛くなるし、肌触りがイマイチ。私、洗濯した後に片方を見失う事が多く、それを探すのに手間取るので、いつも同じ色で2〜3枚まとめ買いしています。