普段はスーツでこなしているけれど、休日パートナーと過ごすといったプライベートの場面では「さて、何を着よう?」と迷われる方も多いのでは?行きつけのセレクトショップにはオシャレなスタッフが待っているし、彼女もきっとお洒落してくるだろうし・・・。たとえば丸の内界隈のショップを見て歩いたり、夜は旬のオイスターバーで美味しい牡蠣に舌鼓、なんてシーンで似合うコーディネート、ないですか?と大西氏に伺ったところ(かなり狭まったシチュエーションです(笑)、アンサーがこちらのバルスタータイプのブルゾンと白パンの爽やかなコーディネートです。昔はバルスターブルゾンといえばポッテリしたタイプのものが多く、どうしても“オジサン”感は否めなかったもの。それがこんなにもカッコよくキマるとは、目からウロコな気持ちでコーディネートを見つめてしまいました。スエード素材で再び市民権を得てきたバルスターブルゾン、定番的なタイプではありますが、スラックスにも合うし、デニムでもいいしと、汎用性も高いスグレモノ。しかも思わず「カワイイ!」と目がくぎ付けになったのは、その小物使い。女性の間でもミリタリーは流行っているので、アニアリのカモフラージュ柄トートは「それ、どこで買ったんですか?」ときっと多くの方に聞かれるはずです。そして付き合っている彼がこれを持っていたら、女子達はきっとかならず「彼に借りようっと♪」と、思うはずです。ミリタリー流行りとはいえ、本格的な軍ものアウターなどはちょっぴりやり過ぎで引いてしまうかもしれませんが、こんなちょこっとミリタリー、しかもアイテムそのものから醸し出される上質な雰囲気が漂う遊びなら、着手のスマートなユーモアが見え隠れするようで、なおさら好印象です。いつものカジュアルから抜け切れない、そんな男性にこそストールやバッグ、グローブといった小物を効かせた装いにチャレンジしていただきたいですね。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 大谷 繭子
ストライプシャツよりも断然今年らしいムードになるのがチェックシャツ。けれどもなんだか子供じみて見えそうで嫌だな~という声も聞こえてきそうですが、無地や白シャツと比べて上半身にメリハリを利かせやすく、実は使いやすい柄なんです。そしてバルバの最高の仕立ても手伝って、大人が着ても変に幼くならず、いつもと違った雰囲気を楽しむのにうってつけの一枚です。
やはりこのコーディネートの効かせ小物といえばこのグローブでしょう。さり気な~くチェックされている後ろ姿ですが、こんなにカラフルで素敵なグローブが挿してあったら、思わず目が釘付けになってしまいそうです。適度な艶っぽさを加えてくれる『ペルノイ』のグローブ、実はチーフ代わりに挿せるようにと作られているため、ナッパレザーを極限まで薄く削ぎ落とした作りになっています。防寒具としての実用性を全く無視!(笑)色違いでそろえて付け替えをたのしみたくなる、そんな知的なユーモアに満ちたアクセサリーです。
ミリタリー流行りとはいえ、大人がトレンドを取り入れるのってなかなか気恥ずかしいもの。そこで使えるのが、アニアリの確信犯的カモフラバッグ。こんなちょこっとミリタリー、しかもアイテムそのものから醸し出される上質な雰囲気が漂う遊びなら、着手のスマートなユーモアが見え隠れするようで、なおさら好印象。