一年でいちばん寒くなるこの時期、南国へのトリップもいいですが、温泉好きのワタクシとしては、真っ白な雪に覆われた絶景雪見露天や秘湯と呼ばれる鄙びた温泉宿に好きな人とお忍びで・・・なんて憧れのシチュエーションについつい妄想が膨らんでしまいます(笑)老舗の温泉旅館に行くときは、きちんとした振る舞いを意識して「かっちりしたジャケットを着て行く」という40代の男性も多いと思いますが、もっと肩の力が抜けた、リラックスした着こなしを意識されてもいいのではないでしょうか。こちらのPコートは一見、「若い子が着るようで」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は大人の成熟した男性にこそ似合うアイテムだと思うんです。それも無精ひげを生やしたワイルドな男性が着ていたら・・・・う~ん、そのギャップが女子にとっては魅力的に映ります。イタリアスナップでは、カジュアルなアウターにバッグを斜め掛け、といったイタオヤを見かけますが「どこかやんちゃな少年みたいで可愛い!」と言う女子支持派が多いのも事実。それも合わせるパンツがキレイめのノープリーツパンツというのも大人のさじ加減の効かせドコロでしょう。パンツの丈も思い切って短くとるのも、実は全体のバランスを考えたときの大切なポイントに。しばしば「思っていたような若々しいスタイルにならなくて」「服を買ったのに、いつもと着こなしが似てしまう」という大人の男性の声を耳にしますが、実は見落としがちなのが、パンツやジャケットの丈感。“今見え”と“若見え”のどちらも欲張りに狙うべく、今回のように大胆な短丈にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 大谷 繭子
3WAYで使い勝手も抜群!
「使うほど、革が手にしっくり馴染んでくる」と目の肥えた男性にファンの多いシセイのバッグ。こちらはショルダー斜め掛け、手提げとバリエーションをつけて持つ事が出来るスポーティなデザインなので、カジュアルの着こなしのバリエーションをつけたいときのアクセサリー代わりに。そして休日の寛ぎ感も演出してくれるとあって、かなりツカえます!
大人の男性に着て欲しいPコート
女子にも馴染みがあるPコートですが、ダッフルコートやPコートって、ワイルドな男性が着ているとそのギャップがまた魅力的なんですよね。こちらのアウターの嬉しい効果は、年相応の色気は保ってくれるのに若々しく見せてくれるところ。ワッペンのトリミングもユーズド感たっぷり。ボタンもアンティーク加工されていて、赤いカラーリングと実は糸の色がリンクしているという凝りようです。
ディテールの完成度がキモなんです。
洗練された印象のトレッキングブーツを履いた足元は、パンツの裾を5センチロールアップ。「こんなにあげてしまっていいの?」という声が聞こえてきそうですが、「4cmでは、イマイチ迫力がでないんです」とスタイリストの大西氏。自分では、ちょっと、やり過ぎ?と思うくらいが丁度いいのです。こうすることで若々しく見える効果があります。