最近、20代から30代のジョシたちの間ではセレクトショップのロンハーマンやドゥーズィエムクラスが人気のよう。お店に行くとショップスタッフは可愛いし、お洒落だし、なんといってもあのゆるいムードが支持されているようです。カジュアルも、とことん肩の力を抜いたアイテムが人気傾向にあるようで、店内にはチェックシャツがズラリと並んでいます。今季のレディースのトレンドでもチェックは欠かせない存在なんですね。
今回、スタイリスト大西氏が提案するチェックシャツを羽織ったスタイルは、女子目線から見ても受け入れやすいアイテムだけに、思わず「爽やかで素敵!」と言ってしまいそうなクセのないコーディネートに仕上がっております。
なかでも特に注目したいのはこちらの軍パン。J.W.ブラインのモノなんですが、大西氏曰く、「PT01(ピーティーゼロウーノ)」「INCOTEX(インコテックス)」に次ぐアップカミングブランドとして早くもファッション業界人の注目を集めているそう。たしかに細身のテーパードで、大人の男性の脚をスマートに見せてくれるんですね。去年からどの雑誌でも軍パンが盛り上がっていますが、実際には最近になって、やっと浸透してきたような気がします。先日、某著名コメンテーターさんが「まだまだ軍パンって、作業着を着ているようで抵抗があるんだよね」と言っていたのですが、その言葉は衝撃的でした。ジョシの世界では、もはやデニムにかわるボトムスとして定番化していますし、スカート好きなコンサバな子でさえも穿いていますから。きっとメンズファッションで白パンが市民権を得るまで温度差があったように、軍パンも2年ほど経って、やっと浸透してきたように思います。なので、まだ抵抗があった諸兄にもこのシーズンからぜひぜひ軍パンにトライしていただきたいのです。
例えば、今回のようにゆるい雰囲気のトップスにはデニムを合わせるよりも軍パンのほうがスッキリ全体が締まって、男らしさが加わります。それでも「若づくりなんじゃない」と言われますか!?
ときには冒険してみるのもいいものです。オシャレをとことん楽しんでいる大人の男性は女子から見ても、とっても魅力的なのですから。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 大谷 繭子
今季、カーゴパンツとセットでぜひプッシュしたいのがこちらのメッシュベルト。デニムからカーゴに着替えただけでグッと着こなしがあか抜けますが、より旬のムードを加えてくれるのが、あえて長めに垂らしたメッシュベルトなのです。それに今まで流行っていたリングベルトやウエスタンベルトに比べて品があって、リッチにみえるのも魅力です。
お洒落フリークがこぞって注目しているのが「J.W.ブライン」の軍パン。ポケットにマチがないので、太もも部分がもたつかず、スマートに穿くことができます。ひと昔まえの軍パンに比べ、ポケット位置が高いので、より軽快な印象になります。
裾をロールアップしてくるぶしを見せたときには、シューズインソックスが大いに活躍。素足にドライビングシューズは、見た目は軽やかですが、靴の中がムレ易く、汗でくっついて履いていて不快に感じるのが難点。靴の中にすっぽり収まるソックスがあれば、長時間のドライブといった場面でも快適に過ごせます。