海外旅行に行くと、冷房がガンガン効いているレストランやバーが多くて、「寒くて落ち着いて食事をする気分ではないかも」と思われた経験がきっとあるかと思います。モンスーン気候の香港や熱帯のハワイといった蒸し暑いところでは外気温と中の差がありすぎて本当にびっくり!なので、女性も男性もちょっとした羽織りを持っていくかどうかが旅先での快適度を大きく左右します。パートナーと旅行にいったら、地元で話題のレストランやバーで美味しいワインを飲みながら、ゆっくり過ごしたいもの。女子としては開放的でロマンティックな気持ちを共有したいんです。そこで女性が素敵なサマードレスを着たら、一方の男性が短パンにTシャツでは興ざめです。とはいえ、せっかくのリゾート。気持ちいい風に弛みきったら、カッチリしたジャケットをきるのも野暮でしょう。そんな時に活躍するのがシャツ仕立てのジャケットです。肩パットが入っていないソフトなジャケットなので、Tシャツにも普通のシャツと、インナーを選びません。う~ん、これなら海辺のオープンバーでも馴染みそう。袖を捲って、ゆる~く着崩すこともできるので、あらゆる人を緩ませてしまう南国でのバカンスの気分にもマッチします。フライト前も小銭やパスポート、チケットなど、何かと仕舞い込むものが多いので男性にとってジャケットは、なにかと便利ですよね。
このジャケットのもう一つ優れたところがシルエットです。普通、シャツジャケットというと、だらしなく見えがちですが、こちらのジャケットはナポリのカミチェリア「Mario Muscariello(マリオ ムスカリエッロ)」が作っているので、シルエットが実に秀逸。バリッと着られてスマートなので、旅好きな男性には本当におすすめ。旅の荷造りが楽しくなりそうなジャケットです。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 大谷 繭子
洗練されたアメカジチェック
ガーゼのように柔らかいタッチのコットンシャツ。アメカジの定番、チェックシャツもイタリア目線で解釈しているため、細部に渡って実にスマート。野暮味が一切ない、洗練されたシャツです。
マリオ ムスカリエッロのシャツジャケット
ジャケットの裏地のパイピング、ギンガムチェックのポケットが実はシャツ生地で作られていたりと、遊び心がたっぷり散りばめられています。シャンブレー生地を使用した軽快なシャツジャケットは周りにいる人にも清涼感を与えます。
「ハイテック」は旅先でも大活躍です
カーゴポケットが斜めについているので脇から物が落ちにくく、キーや小銭など、細々した物を入れておくのにも便利なPT01の「ハイテック」。ストレッチがきいているので、長時間のフライトも快適に過ごせます。