ジレって本当に便利ですよね。コーディネートのアクセントにもなってくれるし、着るだけでなんだかお洒落にも映るし
、もはや通年で欠くことのできないアイテムになっているのかと。で、今回リコメンドしたいのが、その中でもかなり変わり種な一着を使用したスタイルです。こちらは、なんとムートン!!を贅沢にも前身頃に用いたジレ。つまりは、秋冬専用のソレ、ということになるわけです。そんなアイテムをこちらの写真のように、旬なチェックのネルシャツなぞに合わせてみる。すると、上品さと男らしさが融合することで、この上なく今季的なスタイリングに仕上がります。世にも珍し~い一着ゆえ、カブリ知らずで、しかもコンパクトな設計ゆえ、ムートンといえどもボテッとする心配もナシ。かつ、とってもカジュアルなスタイルなのに、なんだかラグジュアリーな空気感すらも放ってくれる。こんな一着にシルエットコンシャスなデニムを合わせれば、これにて洒脱な秋の装いが完成する、というわけなのです。
スタイリング : 梶谷 早織
文 : 寺田慎一(GtN-48)
ムートンジレを使用した別のコーディネートを下記よりご覧頂けます。
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Recommend Style vol.154 Casual Style other cut
裏側にも宿ります
後ろ身頃は、通常のジレにみられるような光沢感のあるものではなく、ウールのチェック地を採用しております。ゆえ、脱いでもサマになる仕様になっている、というわけ。だからこそ、これ一着でこなしても格好よくキマるのです。ジャケットを着てしまうと気づきにくい点かもしれませんが、意外とこういうポイントって購入する際に重要だったりしますからね。
漂うくるぶし見せて
ほどロングノーズなフルブローグに合わせたテーパードシルエットが秀逸なデニムは、短丈で上げつつ一回だけロールアップをしております。こうすることで、足元がすっきりとして、結果的に絶妙なヌケ感が生まれるのです。スエードのほっこりとした雰囲気と、ムートンの素材感のマッチングも見逃せないポイントですね。
似合っちゃうのです
骨太な雰囲気と柔らかな印象を兼ね備えたムートン製のジレは、最旬ブランドとして知られる「ラルディーニ」のアイコンである布帛のラペルフラワー等のキュートな意匠ともすこぶる相性がいいっ!! 要するに、こなしにちょっとお茶目な味付けを、な~んてときにも、この汎用性が高いジレさえあれば、全く問題はないということなのです。