今季はこんなジャケットが欲しいなぁ、とか、こんなパンツを買ったら去年買ったアレに合わせやすいなぁ、とか。はたまた、足元はこうしたいなぁ、とか。1シーズンのお買い物計画を、ファッションに気を使う方であればだれしもが立てるはずですが、意外やそういう計画を立てる際に、おざなりになってしまうアイテムってありません? その代表格がインナーの類だったりするわけで、シーズン終わりに“あんなシャツを買っておけばよかった”なんて後悔しつついそいそとショップに足を運ぶと、お目当てのものは既に売り切れで
(トホホ)、なんてこと、一度や二度じゃないのでは。で、なにゆえこんな話を冒頭でしたのかというと、今シーズンは特にそんな愚行を犯してしまうと、今まで以上に後悔をしてしまいそうだから、なんですね。あらゆるファッション誌で、柄、柄、柄、と叫ばれる今季のメンズ事情。なかでも注目を博すのが、プリントの柄シャツです。いつものこなしのインナーをコレに変えるだけですこぶる印象が変わり簡単に今季的になれる、という理由から絶大な人気を既に博しているようなのですが、ということはですよ。これまで通り“シャツは大物を買ってからで”な~んて後回しにしていると、あっという間に売り切れてしまい、結果今季的なお洒落が実現出来なくなってしまう、かも
。というわけでプリントの柄シャツのイチオシさせていただくわけですが、この手のシャツを選ぶ際にふたつ注意すべき点がございますので、以下をご購入の参考にしていただければ、と。1.まず一枚目に選ぶべきは地色が白のもの。2.で、なるべく色数が少ないものを選ぶとなお良し。ということ。柄シャツってともすると、ちょい怪しい感じもしてしまうアイテム。ですが、このふたつの鉄則を守りさえすれば、爽やかで大人っぽさも演出出来つつ、かつお洒落な雰囲気を醸し出すことが可能ゆえ、これを参考に、お早めの購入に踏み切っていただければと思う次第です。
写真 : 渡辺修身(FOREST)
スタイリング : 梶谷 早織
ヘアメイク : 吉田葉づき
文 : 寺田慎一(GtN-48)
ニットをテーラードジャケットへ変更したコーディネートは下記よりご覧頂けます。
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Recommend Style vol.166 Casual Style other cut
地色が白で、それ以外にブルーのみを使用した小花柄のシャツ。柄シャツといえど落ち着き感のある雰囲気に仕上がっているので、ここにあえてボーダー柄を持ってきても、子供っぽい合わせに陥ることはないのです。
柄のシャツに柄のニットを合わせている分、どこかに統一感が欲しいところ。というわけで、かような小物をブルー系で統一することで、大人っぽさを演出。ここに差し色を効かせてしまっては、ちょいヤリスギになってしまうのでご注意を。
コーディネート自体が軽快な印象ゆえ、足元もそのテイストに合わせましょう。ということで、タッセル付きのスエードローファーをチョイスいたしました。美ラストの一足を選ぶと、グンッと大人っぽい雰囲気になりますよ。