今季のメンズファッションはとにかくブルー一色!スタイリスト・大西氏のドレススタイルの提案でもネイビーのジャケットにブルーカラーのパンツとまさにトレンドを意識した組み合わせですが、実はよく見ると、インナーにVネックニットを着た極めてコンサバティブな装いなんですよね。特にジャケットの紺色が黒ほど重たくないし、茶色ほどアクが強くない。大人の男性がいちばん上品で知的に見える色だと思います。気になる男性がネイビーのジャケットを端正な姿で来ていると、なぜかドキッとしてしまうんですよね。(スミマセン。個人的感想です・・・・。)今回はトレンドカラーとしてのブルーを強調したコーディネートですが、サブテーマは別にあって、それがニットづかいなんです。オフィスでもジャケットを脱いで仕事をする人も多いと思いますが、Vネックニットを一枚挟むだけでこなれ感が全く違います。身体のラインがシャープに見えるだけではなく、スリーピースのそれとも違って、Vゾーンの開きが小さいニットは若々しさも醸し出してくれます。にしても「さすがにブルー×ブルーは難易度が高くて、リアルビジネスの場面で着づらいのでは」という声も聞こえてきそうですが、たとえば、カジュアルな夜の結婚パーティや休日の接待といった“きちんと見せたい、けれども色気がなさすぎるのも避けたい”といった場面ではある程度の自由が効くので、大胆にトレンドの色合わせにトライしてみるのもいいかもしれません。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 大谷 繭子
オフィスではジャケットを脱いで仕事をする男性を多く見かけますが、ジャケットを脱いでシャツ一枚、というよりも、ニットを着ることで、グッとスマートな印象に。ここでのポイントはVゾーンをあえて狭くしていること。開きが深いと50代オーバーのオジサマ風、老けた印象に見えますが、狭いことでよりモダンに見える効果があります。ボタンダウンシャツの襟ボタンをあえて外すことでラフさ加えます。
しなやかで素材感の良さが際立つボリオリの新シリーズ「SOHO」ジャケットは今季も大ブレイク必至!?シャツもジャケットも、厚手の素材感でかっちり真面目な顔つきのものよりも、シアー感がある素材は程よく色気も加味され、ジョシ目線から見ても魅力です。
ほどよく高級感を出してくれるとあって、徐々に勢いを強めているのが型押しクロコの小物。夏に重宝するブルーのベルトは希少なので、見つけたら即買いがオススメです。