いま話題の白金にあるネオビストロ「アトリエ・ド・アイ」。知る人ぞ知るフレンチの名店「シェ・トモ」がリニューアルし、系列にはあの“ガッツリ肉料理”で知られる恵比寿「ラ・ピッチョリー・ドゥ・ルル」があるというから、食いしん坊たちの注目を集めるのも納得です。しかもこちらは3月にオープンを迎えたばかり。シャンパーニュ一杯とメインを楽しんで帰る地元客や、二軒目のワインバーとして純粋にシャンパーニュやワインだけを楽しみに訪れるゲストも。いい意味でカジュアルな雰囲気を持ち合わせながら、いわゆるビストロの賑やかしさとは一線を画す落ち着いた空間なので、舌だけでなく、目の肥えた大人が深夜まで引きも切らない人気店なのです。しかも私が見る限り、美女遭遇率の高いこと!ファッション業界人からモデルまで、結構なお洒落さんがいるではないですか!さすが、いま最も旬なフレンチだけあります。ここを訪れる男性は経営者クラスの方が多いので、どの男性を見てもみなさんバリッとスーツに身を包んで女性をきちんとエスコートされています。いくら省エネの夏とはいえ、シャツ一枚で過ごすことはしません。でもせっかく美味しいワインを目当てに訪れているので、とことん寛ぎたい気分もあります。そこで今回、オススメしたいのが、ジャケットを着ていても盛夏に涼しいドレススタイル。実はこのアイスコットンのストレッチシャツですがその名の通り通気性抜群、ひんやりとした肌触りをキープしてくれるというスグレモノ。細身のシルエットでインナーに着ても胸や腕まわりがモタつかないため、ジャケット姿もスマートにキマります。それにジャケットもジャージ素材なので暑苦しさとは無縁。カーディガン感覚で涼しく着ることができるので、ほろ酔い加減のいい気分を損なうことなく、気持ちよ~く夜更かしできるのです。何かと「重い」「暑そう」というイメージが付きまとうジャケットスタイルですが、この軽快感なら夏も難なく乗り切れそう。「きちんと見せたい、でも暑いのも窮屈なのも嫌だ」というワガママな大人にこそ着ていただきたいですね。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 大谷 繭子
イタリアのニットフリークにも絶大な支持を得ている、老舗ブランド「ザノーネ」。そのなかでも人気なのが、強撚糸を使用した“アイスコットン”という生地を使ったシャツ。鹿の子よりも目が細かくざっくりした風合いで、汗をかいても肌にまとわりつかず、さらっと爽やかな肌触りが気持ちがいい。これからの季節にかなり使えそうな一枚です。
シワになりにくいジャージ素材のジャケットは旅先に持っていったり、レストランで長時間過ごすなんて場面ではピッタリですが、実はジャージ素材で涼しいものは探してもなかなか見つからない・・・・。一方、こちらのジャケットはシャリ感と強力なストレッチが効いているので涼しく着られるとあって、とってもレアな存在。レストランで清潔感を醸し出してくれるグレーはコーディネートもし易くて◎。
ジャケパンの定番となっているデニムですが、夏はじっとり汗で張り付いてしまい、とても快適とは言えない履き心地。となれば、爽やかなタッチのコットンリネンパンツで乗り切りましょう。たくさん汗をかく夏も清潔感を失いたくないから、いかにクリーンに見せるかが腕の見せドコロ。定番の白パンならスモーキーなグレージャケットも夏らしく、爽やかに見せる事ができます。