CLOSEUP ITEM
新人内藤、カシミアテーラードジャケット攻略への道 vol.2
今回は前回に引き続き、カシミアテーラードジャケットをご紹介させていただきます。前回はカジュアルスタイルをお届けしましたが、今回はドレススタイルでのカシミアテーラードジャケットは一体どう合わせていくのか!?ということがキモになってくるわけです。
柔らかさ際立つカシミアでキッチリとしたドレスシーンでの顔つきを出せるものなのか???と、いうことで新人内藤なり考察しましたので最後まで読み進めていただければと思います。
カシミア素材といえば、やはり極上の柔らかさや軽さが強調されますので、個人的にはvol.1のカジュアルなスタイルの方が提案しやすいです。
ただ!!
ネイビーやグレーなどのオーソドックスな色は、ぜひ!ドレスシーンにおいて組み込まない手はないと!!
そこでカシミア素材の良さである極上の柔らかさ、ソフトな風合いを残しつつ、うまくキッチリ感を残せるスタイリングをご紹介いたします。
さっそくですが"攻略への道 ドレス編"、まずはネイビージャケットを使ってのオススメスタイリングがこちら!
着用したのは、カシミア混フランネルのネイビーテーラードジャケット。
ドレススタイルにおいてネイビーのテーラードジャケットとくれば、グレーのパンツは最有力。ジャケットとパンツの色をダークな1トーンで統一して、コントラストを抑えてシックな印象をあたえます。
またパンツ選びがポイントで、秋冬の定番素材のフランネルやサキソニーとありますが、新人内藤の目からして、日本の気候でフランネル素材のジャケットにフランネル素材のパンツは、配色によっては重く見えがちなので要注意。
そこで、艶感のあるサキソニー素材をチョイスしたのがポイントです。
色合わせとしては季節感も演出できる暖色を交えたネクタイを合わせそのキーカラーを拾ったチーフを胸元に。
カシミア混素材といってもネイビージャケットという王道!
ネイビージャケットとグレーパンツという基本の組み合わせでコーディネートを考える時は、カシミア素材を効果的に使って周りとの差別化をオススメします!!
[JACKET] ORAZIO LUCIANO LA VERA SARTORIA NAPOLETANA SIZE:42 近日公開
[SHIRT] FRAY SIZE:37
[TIE] TIE YOUR TIE
[PANTS] INCOTEX SIZE:44 近日公開
[SHOES] Enzo Bonafe SIZE:7
[POCKET SQUARE] SIMONNOT GODARD
ネイビージャケットに続きやはりもう一つの王道はこちら!!
グレージャケットにブラックパンツのモノトーンベースに、ヴィンテージルックのブラックのプリントタイ、モンクストラップのチャッカブーツとブラックを効かせたコーデにまとめました。
モノトーンであってもそこには無機質になりすぎず、上記のネイビージャケットのパンツ選びとは逆に、ブラックのパンツをフランネル素材にすることと、カシミアの風合いたっぷり含んだ生地の柔らかさを利用する事によって堅過ぎる印象を緩和させています。
合わせたタイは紡毛ではないにしてもマットな風合いの素材を使用する事によって、スタイルにまとまりを。
足元にちょっとしたワンポイントを入れるのは新人内藤流。
グレインレザーにモンクストラップのシルバーを効かせることによって、下半身のブラックを軽快にさせ、カシミアのグレーを際立たせます。
[JACKET] TAGLIATORE SIZE:42
[SHIRTS] FRAY SIZE:37 近日公開
[TIE] Kenji Kaga
[PANTS] INCOTEX SIZE:44
[SHOES] F.LLI Giacometti SIZE:40.5
生地の厚みや混紡率、パンツの選びによってさまざまな着回しができることを色々と探ることでカシミア素材の攻略、徐々に新人内藤なりに見えてきたような気がします。
カシミアテーラードジャケットの良さはとにかく!着てみてわかるもの!
是非、お店に足を運んで頂きB.R.SHOPで様々な素材のテーラードジャケットと着比べて頂きたいです!
私のカシミアテーラードジャケット攻略の道はまだまだ遠い道のりではありますが…今シーズンは是非、カシミアを取り入れた着こなしを楽しんで下さい。
ショップ最年少です。普段はクラシカルからモダンな格好まで幅広いスタイリングをします。クラシックな物事がとても好きで洋服は勿論の事、幼少期からやっているクラシックピアノの影響で、クラシック音楽、特に作曲家でいうとドビュッシーやラヴェル、ショスタコービッチなどの印象派でどこか新しく美しい曲が大好きです。愛読書はTHE RAKE。そんな私の好きなクラシックなスタイリングと、若く新鮮なスタイリングの提案、是非、合わせてお伝えしたいです!
・ B.R.JOURNAL POSTS
・ SNAP / B.R.ONLINE
・ Instagram