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アンドレア・ポンピリオ
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Special Meeting アンドレア・ポンピリオ

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町の再生なくして復興はない。「AD BOAT」

港町の再生なくして復興はない。
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40オトコがより輝くための情報を
さらに磨きをかけて提供したい

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>前田陽一郎

贈られた人の満足度100%の「フラワージュエリー」 title=

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Special Meeting スコット・シューマン title=

「THE SARTORIALIST」のスコット・シューマンが来日
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Special Meeting 梶川 貴子 title=

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>梶川 貴子

Special Meeting 團 紀彦

カッコいい服を着て、気取って歩ける。そんな街がもっと増えればいい。
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Special Meeting 鶴岡秀子

経営のプロに訊く!コミュニケーションの上手な取り方。
>鶴岡秀子

Special Meeting 守屋Kスケ × 滝沢カレン

よきスタイリスト、よきライフスタイルのコーディネーターでありたいという思いが一致。
>守屋Kスケ × 滝沢カレン

Special Meeting 松下賢次 × 山本喜則

長年に渡り、トップアスリートを見続けてきたお二人に“一流とは何か”を伺いました。
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Special Meeting 植村浩

よきスタイリスト、よきライフスタイルのコーディネーターでありたいという思いが一致。
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Special Meeting 丸山茂樹さん × 山本喜則さん

ファッションもライフスタイルも、こだわり抜くから楽しい。
>丸山茂樹 × 山本喜則・2

Special Meeting 丸山茂樹さん × 山本喜則さん

男である以上、多少ギラギラしている部分が必要だ!!
>丸山茂樹 × 山本喜則

Special Meeting 前田 陽一郎さん

“モテる”人は“ポジショニ
ング”が明確なんです。
>前田 陽一郎

Special Meeting 武田修宏 × 小川カズ

ファッションも自分の個性。
センスを磨く姿勢が大切。
>武田修宏 × 小川カズ

今回のゲストは、NHK BS1『地球テレビ エル・ムンド』やJ-WAVE『360°(スリー・シックスティー)』等の上質な情報番組のナビゲーターとして活躍しているアンディことアンドレア・ポンピリオさん。今回はNHKの収録現場にお邪魔させていただき、エンターテインメント性とジャーナリスティックな視点の絶妙なバランスで、良質な視聴者を獲得している番組作りの秘密に迫ります。

アンドレア・ポンピリオさん

NHK BS1『地球テレビ エル・ムンド』J-WAVE『360°』ナビゲーター

アンドレア・ポンピリオさん

東京生まれ。42歳。イタリア人の父と日本人の母をもち、国籍はオランダ。都内のインターナショナルスクールで学生時代を過ごした後、イタリアの高校を卒業。高校卒業後は、学業のかたわら、日本のマスコミにイタリアのレストランや文化情報を配信。日本に帰国後は、報道写真家として海外メディア向けにニュース写真を提供。現在は、海外ブランドのイベントデザインや日本市場でのPR業務を行い、NHK BS1「地球テレビ エル・ムンド」(毎週月〜木 23:00〜23:50)、J-WAVE『360°』(毎週土曜日12:00〜15:00/81.3 FM)のナビゲーターとしても活躍している。趣味は音楽、映画鑑賞と子育て。

ANDREA POMPILIO.net

photo: Kozai Hiroshi
text: OHTANI mayuko




映像表現の形の中でエンターテインメント要素を盛り込みながら、価値観を視聴者と共有できるような番組作りを目指しています

大和 僕自身、衛星放送やラジオにふれる機会が多く、憧れのアンディさんとの対談という事もありとても楽しみにしていました。

アンディ 僕も『B.R.ONLINE』を拝見させて頂きましたが、とても興味深い内容ですね。セレクトショップなのに色々な職業や立場の方の対談もあり非常に面白い!

大和 アンディさん同様、僕も人に興味があるので、サイトには色々な人にでていただきたい。それがフックになるんですよね。アンディさんが担当されているNHK BS1『地球テレビ エルムンド』では様々な職業のゲスト目線で世界の文化を紹介されていて、毎回楽しみに見ています。昔は報道写真家もされていたそうですが、どういう思いから今に至ったのですか?

photo

アンディ 父が特派員だったので、小さいころから家にはジャーナリストだったりカメラマンだったり、色々な国の人が常にパスタを食べにきていました。飛び交うその空気が大好きで、憧れを抱いていました。 それに、フォトグラファーの広川泰士さんとの出会いによって13歳でシベリアに入り込んでファッションシューティングに参加できました。「随分と怖い所に来たなぁ」と思って数日過ごしていたら、現地にいる人たちはみな温かかった。ベルリンの壁の崩壊、大きなシステムが崩れ去っていく際の地面から伝わってくる振動やエネルギーを体感し、「世界がどうなっているのか」と知りたくなり、報道に興味を持ち始めました。遊びでやっていた写真を「報道の世界で活用できないか」と思い、カンボジアの戦地にも行きましたが、結局、気持ちが醒めてゆく自分に気づきました。日本にいれば日本の報道メイン、イタリアではイタリアの事だけが報道される。そんなある種の閉鎖性に疑問を感じるようになったんです。世界中を旅して「なんだ、みんないい奴らじゃん」という事を知ってしまったが為に、彼らをバッシングしているメディアがあったら「それは違う」といつも心に思っていた。ただ、暗い話も嫌だったので、制作としてエンターテインメントの世界に入り、縁があって2005年に始まったのがJ-WAVEの『モダイスタ』だったんです。

大和 ラジオを始める前は裏方だったんですね。

アンディ そうです。もともとイベントや空間制作など裏方をしていたせいか、ラジオで表に立つことになってから今も、自らが制作に関わっていたいという気持ちが常にあるんです。モダイスタは遊び心溢れる世界のカルチャーに触れていくような番組で、世界中の音楽をかけながらファッションからアート、デザインを紹介し、色々な言語が飛び交うような番組があったら面白いよね、って。ファッションやアート、デザインなど、目に見えないと伝わらないと思われていたものをラジオで扱うのは、当時は珍しかったし、海外ものというとアメリカに寄りがちだったけど、本当の意味で世界のカルチャーを紹介するコンセプトをJ-WAVEも気に入ってくれて。それから数ヶ月も経たないうちに自らがナビゲートしてた。

大和 随分と早い進行ですね!

アンディ 喋り手がいなかったんです。経験がない僕自身がナビゲーターをやることになったもんだからそこからいっきに、猛特訓ですよ。一か月もったらいいと言われていたのですが8年続いています(笑)

大和 今は『360°』と名前を替えて続いていますよね。

アンディ 3.11の震災の影響でガラリと方向性が変わりました。"アラブの春"が巻き起こり、「メディアに世界的なうねりが来ている」という風潮になった矢先に震災が来て、「我々がどう生きていきたいか」を明確にシェアされるような番組がもっと必要なんじゃないかとスタッフ皆が強く感じました。ただの情報ではなく価値観をシェアする部分の番組が必要なんです。この番組を始めた『J-WAVE』も勇気がありましたよね。土曜の昼の時間帯にジャーナル番組を突っこむなんて(笑)でもそれができないなら、フェイクな自分がそこに存在しなきゃいけないんだったら、ラジオを降りる覚悟でいました。

大和 随分と思い切った覚悟ですね。

アンディ 番組ではゲストから色々な価値観をシェアしてもらう。そんな流れが出来たんですね。『360°』同様にNHK BS1『地球テレビ エル・ムンド』も2011年4月からスタートしました。テレビという映像表現の形の中で、エンターテインメント要素を盛り込みつつ、世界というフィールドで活躍する人々の価値観を視聴者と共有できるような番組作りを目指しています。自分の中では、『360°』と『エル・ムンド』という二つの番組は互いに連動しているんです。自分がやりたかったことをやっているんだろうなぁ、という実感とともに、どこかのタイミングでまた制作側として裏方に戻る日を実は楽しみにしているんです。せっかく何かの意味があって毎日色々な人と出会って情報をシェアしているし、社会に貢献できることをやりたいですよね。それと家族をどう守るかも一番大事。やっぱりいちばん幸せなのはみんなのためにラザニアを作っているときだったりするから(笑)

大和 やはりそれは外で人に感謝されたり、自己実現しているからこそ言える言葉でしょうね。

アンディ それはありますよね。大和さんも同じだと思うし。家から出た瞬間、パッとスイッチをひとつオンして帰るまでバッテリーが続くように自分を高めていくモチベーションが必要ですよね。自分が好きなことをやっているから、それが原動力としてカラダを前に前に、持っていってくれる気がします。

大和 面白く感じることが原点として大事です。ぼくも小さい頃ジャーナリストに憧れて、学生時代には映画を作ってみたこともあります。

アンディ え~、そうなんですか。面白い!

大和 そのあとファッションにのめり込んでいった。結局はやりたいことに吸い寄せられているというか。

アンディ 人は心に強く思ったことに自然と惹き付けられて行くのかも知れませんね。

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<NHK BS1『地球テレビ エル・ムンド』収録風景>
スタジオには週替わりで毎晩、生バンドが登場。バーカウンターには笑顔がキュートなフレアバーテンダーの富田晶子さん。国内大会で2回準優勝を遂げ、グアムでの世界大会で優勝。『シルク・ド・ソレイユ』出演を目指して日々奮闘中なのだそう。番組では富田さんはじめ、プロのバーテンダーが世界のお酒のウンチクや、レシピ、飲み方を紹介する「カクテル・ストーリー」のコーナーも






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