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実況の心得は “家族に話すように” やさしく
山本喜則さん(以下、山本) 先日、「マスターズゴルフ2009」が開催されましたね。松下さんは去年までの過去23年間マスターズに携わり、実況を13回もご担当されてこられた方です。マスターズは選手と同様、アナウンサーにとっても大きなプレッシャーのかかる舞台だと思うのですが、今、過去を振り返っていかがですか。
松下賢次さん(以下、松下) そうですね、僕の以前にマスターズの実況をされていたのは石井智さんという僕の師匠にあたる人。彼は日本一のアナウンサーでしたから、その後を引き継ぐというのがまずプレッシャーでした。どうしたって超えられない。彼のアナウンス技術を真似するということは、ゴルフでたとえるなら、飛距離が出ないのにタイガー・ウッズのプレイを目指すようなものでしたから。それなら、アプローチを磨いてツアー優勝できるほどの実力を身につけた今田竜二のように、方向性を変えて上を目指そうと思ってやってきました。
山本 なるほど、なるほど。そんなビッグネームの後のお役目、初回の実況ではすごく緊張されたのではないでしょうか?
松下 そこに至るまでは思い悩みましたけれど、実際に放送が始まってしまえば、あとはやるだけというか。先輩に教わった実況の心得は“家族に話す気持ち”でやれということ。1枚しかない東京ドームの巨人戦チケットを家族代表で見に行ったら、帰ってから「今日の先発は…」って、皆に報告するじゃない。そのような感じで実況しなさいと言われました。だからカメラの先に家族を思い浮かべていましたね。
山本 マスターズの中継で僕が一番楽しみにしていたのが松下さんの朝の一言。毎朝中継がはじまる5時より少し前に起きて、なんておっしゃるかワクワクしながらテレビの前で待っていました。あれは事前に考えてらしたのですか?
松下 放送最初のイントロダクションは雑誌でいう表紙みたいなもの。書店に並んだたくさんの雑誌の中から、表紙をパッと見てどれを買うか選びますでしょ? だから、常に大事にするようにと石井さんから教わりました。ただ、マスターズの場合は特殊で…。というのも、最終日の冒頭で流れるストーリー仕立てになった映像、あれはアメリカのCBSが作っているものなのです。その映像に合わせたコメントを考えて放送にのぞむのですが、映像をこの目で実際に見られるのは、なんと放送直前10分前! その後、5分でコメントを考えて本番を迎えていました。今、振り返ると「よくこんな言葉がでてきたな」と我ながら感心しますが(笑)、やはりあの場にいるとパッとひらめくものですね。
山本 ひらめくのは一流だからですよ! じゃあ、事前に対策を立てたりなさらない?
松下 対策…立てましたよ。お酒を飲みに行くときに一晩で2000発くらい駄洒落を言います。そしてウケたフレーズを放送に使います。特別に気に入ったものは手帳にも書きとめます(笑)。
山本 ええっ、ソコですか!! しかも、駄洒落を手帳に!?