港町の再生なくして復興はない。
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さらに磨きをかけて提供したい
>前田陽一郎
贈られた人の満足度100%の「フラワージュエリー」
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「THE SARTORIALIST」のスコット・シューマンが来日
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豪華なハコ"では満たされない気持ちがある。結局やるのは人なんです。
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カッコいい服を着て、気取って歩ける。そんな街がもっと増えればいい。
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経営のプロに訊く!コミュニケーションの上手な取り方。
>鶴岡秀子
よきスタイリスト、よきライフスタイルのコーディネーターでありたいという思いが一致。
>守屋Kスケ × 滝沢カレン
長年に渡り、トップアスリートを見続けてきたお二人に“一流とは何か”を伺いました。
>松下賢次 × 山本喜則
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ファッションもライフスタイルも、こだわり抜くから楽しい。
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男である以上、多少ギラギラしている部分が必要だ!!
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ング”が明確なんです。
>前田 陽一郎
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センスを磨く姿勢が大切。
>武田修宏 × 小川カズ
プレッシャーの中で実力を発揮してこその “プロ”
松下 たとえば昔ロッテにフェルナンデスっていましたでしょ? 彼がユニフォームを作ったときに言ったのが「フェルナンデス選手、サイズは?…Lなんです(エルナンデス)」。まぁ、そういう類のやつ(笑)。甲子園に行ったときには、アルプススタンドを見て「お客さんは何人くらい入っていますか?」「アルプス1万弱」って!
山本 1万弱…スゴイ、しっかり数も合っている(笑)! 実況中で使われたことは?
松下 あります、あります。3年前のWBCの時、長州小力が流行っていたので、ボールがライナーに飛んでいったから「切れるか、切れるか、いや…切れてないっスよ!!」って言いました。そうしたら電話がたくさんかかってきちゃって…。
山本 クレームですかっ!?
松下 そうです。上から言われていたのですけどねぇ「オリンピックやマスターズではそういうのはダメだ、抑えろ」って。WBCもNGでしたね。忘れていましたがオリンピックの開会式でも大ひんしゅく買ったことがありましたねぇ…。
山本 それでも松下さんが起用され続けたということは、会社もそれを“良し”としていたのでしょうね。ヒヤヒヤしながらも(笑)。それにしてもアナウンサーって社内でも異質な仕事だな、と僕は思うのですが。舞台が大きくなればなるほどミスやクレームのことを考えたり、興奮や緊張で眠れないこともあったのでは?
松下 眠れないことは僕は余りありませんでしたけど、重圧を感じることはたくさんありました。でも重圧に負けないよう、緊張したときにこそ普通の力が出せるように自分を持って行く、ということは意識していました。そこはスポーツ選手と一緒ですね。昔のマラソンでは、大会本番は緊張して睡眠時間がとれないだろうことを想定して、夜わざと寝ないで練習するなんてこともしたみたいです。寝ないでもタイムが出せるようになろう! って。今考えると馬鹿みたいですけれど(笑)。
山本 確かに今の考え方とは合わない(笑)。
松下 だから、最近気になるのが「楽しみます!」って言うスポーツ選手。今回、マスターズに出場した石川遼は「全然、楽しめませんでした」って言っていましたが、僕はそれじゃダメだと思うのです。タイガー・ウッズとミケルソンを御覧なさいと。彼らは楽しみに来ているわけじゃなく、勝ちにきている。その勝ちに対するプレッシャーの中で、どう実力を出すかが勝負の分かれ目ですよね。
山本 ゴルファーの中には緊張で手が動かなくなる人もいますよね。
松下 マスターズ最終日の片山晋呉もそうでしたね。
山本 でも彼は最後の3ホールで緊張を乗り越えた。
松下 そうそう! 15番を外した後、急に覚醒して「あわやホールインワンかっ!?」という生涯最高の7番アイアン! あれは見事でしたね。まさに “緊張状態の中で自分のコンディションをベストに持って行くこと” に成功したケースだと思います。スポーツ選手以外にも歌手の越路吹雪さん。彼女もとても緊張される方でした。本番前は毎回、逃げ出さんばかりの勢いで「嫌だ、嫌だ」と言うのに、一回舞台に上がってお客さんの拍手を浴びてしまえば、まるで別人のように堂々と歌うことができた。
山本 ”緊張状態で最高のパフォーマンスを発揮する” ということですね。聞いているとなるほどと思いますが、実際にできるかどうかは別問題。緊張して大失敗する人も世の中には大勢いるわけで…具体的にはどうやって乗り越えればいいのでしょう。