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NAKAMURA TATSUYA PRESENTS THE ESSENTIALS −案ずるより着るが易し− Vol.2
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『鮮やかなブルーは今季のトレンド!!』


今シーズン、中村氏が最も注目している色。それこそが、今回ご紹介させていただくブルーです。最近よく雑誌などでも目にする“派手な色柄”の提案。ゆえ、“今春夏のトレンドは?”との氏への質問に対し、正直、今回のインタビューでも、その類のものが出てくるのかと思いきや……。いやいや、ミスター中村はそんな巷の流行をただ追うような提案は致しません。というか、我々の期待を鮮やか~に裏切ってくれましたよ。オススメしてくれた“鮮やかなブルー”。これを如何にして洒脱で品良く着こなすか。そんな方法を、軽やか~に、ご説明していただいちゃいます。



中村達也

中村達也・なかむらたつや

1963年生まれ。大学4年の秋にBEAMSでアルバイトを始め、卒業と同時に入社。 BEAMS SHIBUYA、BEAMS F 店長、BEAMS F バイヤーを経て、現在、BEAMS F、Brilla per il gustoの2セクションを統括するクリエイティブディレクター。その深い知識から生み出される本質を捉えるスタイルが、幅広い層から支持されている。


ネイビー代わりに鮮やかブルーを

今回、皆さまに今春夏のトレンドとして御提案させていただくのが、鮮やかなブルー、です。イエローやグリーン、そしてレッド等々、色のキーワードが多くのファッション誌を賑わせていて、今シーズンは久しぶりに色が戻ってくる感じ。これは、ここ数年続いたアースカラーやワントーンといったカラートレンドからの反動です。だからといっていきなりレッドやイエローを取り入れるのは少々勇気のいる行為。そこでオススメしたいのがネイビーの延長で考えられる、鮮やかなブルーとなるわけなんです。

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【「エンメティ」のレザージャケットを軽やかに羽織りつつ、サラリと都会的なマリンスタイルにまとめ上げた本日のコーディネート。マリンテイストを取り入れつつも、まんま着こなさないのが、大人の着こなしの基本のキ、なんだとか。軽快感や若々しさがありつつも、とってもリッチでエレガント。こういう着こなしを、大人のお洒落、というのですね。(※コーディネートはすべて本人私物です)】

で、今日の段階ではまだ、僕のサイズの鮮やかなブルーの商品が入荷していなかったので(笑)、ネイビーのレザージャケットで代用したコーディネートですが、要するに、我々にとって最もベーシックな色とされるネイビーの代わりとして鮮やかなブルーを使うことが出来る、というのも、この色味の強みです。つまり、他の色と違って、突飛な印象に陥ることがないし、普段しているネイビーをベースとしたコーディネートにすんなりハマってくれるから、着こなしもとっても簡単。それでいながら、今シーズンのキーワードとなっている“色”として存在感も十分。だから、とっても今っぽく見える、というわけなんですよ。

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【新作の鮮やかなブルーを採用した「エンメティ」のレザージャケットを片手に、商品のディテールについて嬉しそうに語ってくれる中村氏。何やらこのアイテムには氏のこだわりが満載なようで。胸に配されていたポケットを外したり、サイドスリットを低めに設定したり、と大人っぽく着られるよう修正に修正を加えた一着なんだとか。これは買い逃すと損をするかも、ですよ。】

トレンドが分かりやすい方向にいくと、得てしてありがちなのが、それを無暗矢鱈に取り入れようとして、自分らしくない、そして大人っぽくないコーディネートに陥ってしまうことです。むしろ、自分のワードローブや日常の着こなしを考え、それと相性の良いトレンドのエッセンスだけを抽出し、コーディネートに取り入れていくのが大人のファッション。そういった意味でも、今回ご提案させていただいた“鮮やかなブルー”は、我々にとって、とってもトレンド感のある色味だと思いますよ。


TATSUYA’S STYLE Vol.2


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目指したいのは都会的なマリンスタイル

で、先にもご紹介した、氏のこだわりがたっぷり詰まった明るめブルーのレザージャケットを用いたコーディネートがこちら。キーワードは、本日の着こなし同様、都会的なマリンスタイルです。着こなしのポイントはやっぱり、まんま着こなさない、ことなのだとか。というわけで、以下にポイントをまとめておきますので、本アイテムをご購入の際には、ぜひ参考にしていただければ、と思う次第です。

マリンスタイルといっても、マリンボーダー柄にデッキシューズ、といったようなまんまな着こなしでは、コスプレになってしまって大人っぽさが欠けるものです。今回の都会的なマリンスタイル場合、マリンテイストだけを抽出してあげることが重要なんですよ。それがブルーとホワイトの合わせだったりするわけです。だから、インナーが間延びしないように選んだプリント柄のシャツも、より大人っぽさを演出するために取り入れたストールも、全くもってマリンなアイテムじゃない。でもこれでいいんです。あくまで欲しいのは、マリンな匂いというかテイスト、それだけですからね。だから、上品さを演出する上で、足元にグレージュのドライビングシューズを持ってきたっていいんですよ。色のイメージでテイストを連想させるのが、大人っぽいマリンスタイルのポイント!! 物の印象で表現すると子供っぽくなりがちなので、そこだけは注意してくださいね。


スエードジャケット EMMETI¥75,600 / シャツ ENME TE.ENNE¥19,950 / ストール ALTEA¥19,950/パンツ G・T・A¥24,990 / ベルト Brilla per il gusto¥9,450 / シューズ DOUCAL'S¥29,400(問い合わせ先 すべてBEAMS HOUSE MARUNOUCHI  TEL:03-5220-8686)










Producer 大和一彦 / Stylist 中川原寛(CaNN) / Photographer 人物:谷田政史(CaNN) 静物:渡辺修身(FOREST) / Hair&Make 古川純/ Writer 寺田慎一(GtN-48) / Creative Director 中野慎一郎



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