先日、女友達との飲み会で話題となった男性へのプレゼントの話。女子があげたくなるプレゼントのトップ3に必ず入るネクタイですが、友人のAちゃん曰く「せっかくプレゼントであげたのに、している姿を見たことがない」と言っていました。そしてオシャレな40代の年上の男性が言っていたのは「女の子は、ネクタイの趣味が悪いんだよね~」と。何故か似合うと思って女子が選んでいても、実はそこには大きなセンスのギャップがあったんですね~。それを聞いた私は目からウロコで、それ以来プレゼントでは避けるようにしています(笑)けれども男性も、タイ選びに関しては保守的でイマイチ冒険しにくいアイテムなんじゃないでしょうか。ゆえに着こなしもマンネリに・・・・そんな声も耳にします。そこで今回、スタイリスト・大西氏が提案するのは、英国テイストのリバイバルともいうべき、ニューブリティッシュ・スタイルです。なにが新しいかというと、生真面目で面白味のないイメージが先行してしまう王道トラッドではなく、イタリア風にモディファイされた、ちょっぴり不真面目なトラッドが旬だそう。ここ何年か、イタリアブーム一辺倒だったのが、少しずつ英国勢が盛り返してきた様子。イタリア人はスーツにバブアーのコートを合わせたり、ベルスタッフのブルゾンを合わせたりと、少しだけブリティッシュを利かせるのがうまいんですね~!こちらのコーディネート、織地はイタリアンスタイルの高番手のものではなく、ヘリンボーン地。そして、よくよく見るとタイはブリティッシュスタイルの代表モチーフともいうべき、ペイズリー柄。“ペイズリー=老け込みそう”と認識している方が少なからずいるでしょう。けれども艶っぽさのある色合いのペイズリー柄なら、いつもとは違う自然なギャップが生まれます。この「いつもと、何かが違う」に女子たちは弱いもの。その見た目の印象を左右するのに、思いのほか、タイの役割は大きいのかもしれません。目につくアイテムだから女子たちもプレゼントに選びやすい!?こちらのタイは、お洒落に敏感な男性の自分買いのみならず、好きな彼やご主人、お世話になった男性の方々へのプレゼントに迷っている女性にもぜひ、オススメしたいですね。
オフィスシーンでのトレンドといえばこれまでスーツ=イタリアの、それも高番手で見るからに上質な生地でしたが、英国を代表するヘリンボーン生地に変えるだけで、いつもとは違う、リッチなギャップが生まれます。それも今回はあくまでイタリア風に解釈したブリティッシュなので、ソフトな着心地はそのままに、いつもの定番ワードローブとは違う雰囲気を楽しんでみるのも手です。
一見、無地のように見えるタイとシルクチーフは実は同柄のペイズリー。タイやカフリンクスってビジネスの時はもちろん、女性との食事でもかなり注目を集めるディテールではないでしょうか。ここにほんの少しユーモアが込められていたら・・・・それをきっかけに話が弾むこともありますよね。“ペイズリー=老けこみそう”というイメージをお持ちの諸兄は多いと思いますが、主調し過ぎないペイズリーならトライし易く、さりげなく英国テイストを匂わせることができます。チーフとの合わせ技でさらなる艶が生まれるので、会食やパーティを夜に控えた夜にも使える一本です。
今季、よく目にするのがこっくりとした風合いの、マロンカラーのスエード靴。ブラウンの小物って実際男性が身に付けると優しく見えるので、女性人気も高いカラーなんです。表革ではなくスエードのウィングチップなら、英国調スーツスタイルをまろやかに仕上げてくれます。