新年、明けましておめでとうございます!皆さまはどのようなお正月をお過ごしになりましたか?年末から年明けにかけてイベントが目白押しなだけに、着る服を迷う場面も多いですよね。今回は仕事関係の方のホームパーティに呼ばれたときや、新年の挨拶回りにもピッタリなスーツスタイルをご紹介します。最近、ダブル流行りにミリタリー、英国回帰と、アクの強いコーディネートがトレンドだったせいか、今回のようなスポーティなブルネロ クチネリの世界観を意識したグレートーンのリッチな着こなしはとても新鮮です。ワタクシの友人I子ちゃんも「全身トレンドで固めましたという男の人は見る目が厳しそうで、ちょっと引いちゃうよね」と言っていました。確かに納得!それが女の子の共通認識なのではないでしょうか。だから今回のようにシンプルなのに品のあるスーツスタイルは安心感を誘うので、同僚や取引先の知的女子のみならず、上司ウケも期待できそうですよね。マフラーは無難な茶ではなく、あえて白をセレクトすることで上品さがアップ。ともするとフォーマル色が強い着こなしだけに、ディテールのヌケ感がこなれてみえるカギに!そのポイントは次でご紹介します。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 大谷 繭子
フォーマルコートは真面目に着ない
グレートーンのコートには無難な黒や茶のマフラーではなく、爽やかな白をセレクトすることで知的な印象が増します。けれども旬のヌケを加えないと時代遅れの中世の貴族!?に見えてしまうので、注意したいところ。フォーマルコートは襟をしっかり立ててラフに着くずし、マジメに着ないのがポイントです。
身体に沿わせてタイトに着る
「一度着ると病み付きになる」というニットジャケットは、トレンドを通り越して、もはや定番に。スタンダードな生地に比べてリラックスしたニット素材は優しい印象に見えます。タイトに着るほどサマになるので、体にぴったり沿うジャストサイズがオススメ。
オールグレーの装いにメリハリを
無地のグレーパンツはきっと皆さん一本はお持ちでしょう。次に購入するとしたら、ライトグレーのストライプがイチオシです。コートとの相性を考えたときに、パンツも同じく無地のグレーを選ぶと、実はぼやけて見えてしまいコーディネートが難しいもの。カラフルなカシミアセーターも無地のパンツではコンサバに偏り過ぎて面白味のないコーディネートになってしまいます。メリハリと、ほど良い艶っぽさを加えてくれるのがこちらのストライプなのです。