バックヤードトークでも敏腕スタイリストの大西氏、目利きバイヤー・大和氏、そして「ボリオリ」でダブルブームに火をつけた仕掛け人(株)アマンPRの山内氏のコメントがあったように、この春夏でダブルのジャケットが更なるピークを迎えるようです。私たちジョシからするとダブルを着る=流行に敏感な人か、スナップで拝見する、お腹がでたちょいワルイタオヤが貫録で着こなしている様子をイメージします。パッと思い浮かべるのは、細身の男性ではなく、どちらかというと骨太だったり、身体にボリュームのある男性なんですよね。それに周りの年上男性の話を聞くと、“ハードルが高いもの”と思われている方もいて、食わずぎらいならぬ、着ずぎらいの方も結構いらっしゃるんですよね。「新しい店を更新するよりも、行きつけのレストランで寛ぎたい」「ヘアサロンは裏切らない主義」そういう男性心理と似ているのかもしれません。新しい店にすぐ飛びつくジョシにとっては信じられないですが、そんな義理固さが逆に男性に魅力を感じるトコロでもあります。それはさておき、でも、でも、でも!着こなしくらいはもう少しくらい冒険してみてもいいのではないでしょうか。今回、私もびっくりしたのですが、こちらのジャケットの新しいのは、細身な人に似合うところ。むしろスリムでないと似合わない。これってかなり革新的だと思いませんか?それにダブルの魅力って女子目線で言わせていただくと、品があるところなのです。そしてどこか仕草もこなれて見えるのもダブルマジック!?やっぱり若い子が着るよりも、成熟した大人の男性にこそ許されたアイテムなんだなぁとつくづく思います。でもって、こちらの柄はかなり上級ですが、これだけパターンで遊んでも全然下品に見えませんよね。
※ダブルチェックジャケット¥52,500(ロイヤル・ヘム)/シ
ャツ¥30,450 参考価格(フィナモレ)/カーゴパンツ¥25,200
(J.W.ブライン/すべてアマン)
上記は、参考商品ですが、※印の商品は今春入荷予定となっています。
●問い合わせ先
AMAN(アマン) TEL:03-6805-0527
ほど良くシワ加工が施され、「襟の収まりがいい」「ボタン間隔が絶妙」「こなれた印象に見える」と強烈なリピート率を誇る「フィナモレ」のシャツは独特のワイドな襟が特徴。ジャケットを着たときに襟を立てても決してやり過ぎに見えないそのさじ加減がいい。
実はこの「J.W.ブライン」の軍パンには大きなポケットにマチがありません。多くのカーゴパンツはマチがあることで膨らんで見えてしまい、太ももが張って野暮ったく見えてしまうことも。一方こちらはマチが無いぶん足がスラッと長く見え、ボリューム感のあるダブルブレストのジャケットとも相性がいい、というワケなんです。
胸ポケットのライナーを引き出すと、なんとチーフに!昼間は普通に羽織って、レセプション会場に入ったらササッとドレッシィに着こなす。なんともイタリアらしい小ワザが効いています。