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武田修宏 × 小川カズ
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Special Meeting 武田修宏×小川カズ

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40オトコがより輝くための情報を
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Special Meeting 植村浩

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Special Meeting 丸山茂樹さん × 山本喜則さん

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Special Meeting 武田修宏 × 小川カズ

ファッションも自分の個性。
センスを磨く姿勢が大切。
>武田修宏 × 小川カズ

コーディネートは1+1=2じゃないから難しいけど、楽しさもあるよね。

ーー (小川)カズさんのスタイリングの魅力って何ですか?

武田 (小川)カズさんのスタイリングは、品があってエレガントで、その中にちょっといやらしさが入ってる(笑)。感性というか、人には真似できないもの。カズさんにしかできないスタイル。どこかにワンポイントを癖で入れてるというか遊びが入ってるというか、だからすごく好きですね。

ーー 実際に(小川)カズさんのスタイリングで活動するようになってから、ファッションで人に褒められることは増えましたか?

武田 増えましたね。もっと雑誌などに出てもいいんじゃないかと思うくらい(笑) 。オシャレじゃない人が雑誌に出ていると、“なぜこの人が?”と思ってしまいますね。(小川)カズさんや、カズさんがスタイリングを担当している堺正章さんなどもそうだし、これだけオシャレな人がいるのに。ファッション雑誌にはオシャレな人が出ていく方が、読者は喜ぶんじゃないかと思いますよね。

ーー もっとファッション系の何かにお出になられたらいいのに。

武田 そうなんですよ。だから(小川)カズさんがスタイリングして、僕がいろんな雑誌の表紙に出て、お互いハッピーだったらいいなと言ってるんですけどね(笑)。40代くらいの、「Men's Ex」世代の雑誌をやりたいなと。でも難しいのは、(小川)カズさんのスタイリングを一般の人がするかというと、なかなかハイレベル。お金にちょっと余裕があって、ファッションをまだ知らない人には、最高だと思いますけど。

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ーー そうなんですよ。うちのお客さまは30代〜40代の富裕層が多くて、すごく探求心旺盛。50代以上の落ち着いてる方々と比べると、消費欲がすごくあります。ただ、どうコーディネートしていいか、わからない方が多いんです。今後、単に“洋服を売る”だけでなく、その中で“スタイリング”という商売もひとつのビジネスとして成立していくんじゃないなと思います。コーディネートしてもらいたいという需要はありますよね。

小川 あるよね。特に男の人は。男はジャケット、シャツ、パンツしかないわけですよ。その中で、差をつけるのはすごく大変。本当にコーディネート力が必要になる。ネイビージャケットにグレーのパンツを合わせると、「お前七五三じゃないんだから」と言われてしまう。だから、やっぱりちょっとひねんないとね。

ーー それが今、我々の業界の課題です。高いもの、例えばNeil BARRETT(ニールバレット)をクラシックとミックスするという発想がいくらよくても、根付かないんですよね。一度カズさんにお願いして、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)をうちのコーディネートに使って、ウェブで表現できないですかって相談したんですけど、それは無理だなという話になりまして。でも、それをやり出せば、浸透してくると思うんですよね。(小川)カズさんにスタイリングをしていただいて、ビジュアルリーダーを武田さんにお願いできればなあと思っているんです。

小川 日本のメディアは、ファッションブランドのミックスを露出できないからね。それを変えていかないとファッショナブルな人は出てこないよ。毎日、裸で歩いてるわけじゃないから、ちゃんと考えていくとコーディネートも自然と上手になっていく。スポーツとかと一緒でね。

ーー (小川)カズさんのクラシックスタイルの、そのベースのはどういう形だったんですか?

小川 基本的に若いときのアイビーだよね。VAN(ヴァン)、Brooks Brothers(ブルックスブラザース)から始まってる。それしかなかったので、昔は。僕は青山生まれで、一歩外に出たらまわりにヴァンの倉庫なんかがたくさんあった。小さい頃からVAN MINI(ヴァン・ミニ)を着て、一回洗った方がかっこいいとか叩き込まれてきたから、そういうこだわりはある。トラッドベースから広がっているから、DOLCE & GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)を買うにしても、「おい、そんなのあるんだ」という感じのものを買う。クラシックとモダンが融合してるの。ミックスされているスタイルが好き。だから、クラシックだけ、モダンだけでスタイルをつくるのは嫌だよね。

ーー なるほど。

小川 今日も例えば、インコテックスにバレンシアガ。そんなの合わないだろうと思われるけど、それがいい。そういう感覚が欲しい。でも日本人は、これにはこれと決めちゃう。イタリアのセレクトショップでは、グッチも、ドルガバも、インコテックスも、いろいろ入っている。好きなものをチョイスして、好きなものを購入する。日本はそれができないから、クラシックはクラシックになってしまう。

ーー 実は、僕がお店やり出したときは、ミックスだったんです。でも日本だと、クラシックはクラシックらしくというお店じゃないと売れないんです。

小川 1足す1は2じゃないからね。“意外な組み合わせが面白いんです よ”というのを植え付けないとオシャレにはならない。

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