港町の再生なくして復興はない。
>AD BOAT
40オトコがより輝くための情報を
さらに磨きをかけて提供したい
>前田陽一郎
贈られた人の満足度100%の「フラワージュエリー」
>EIKA
「THE SARTORIALIST」のスコット・シューマンが来日
>スコット・シューマン
豪華なハコ"では満たされない気持ちがある。結局やるのは人なんです。
>梶川 貴子
カッコいい服を着て、気取って歩ける。そんな街がもっと増えればいい。
>團 紀彦
経営のプロに訊く!コミュニケーションの上手な取り方。
>鶴岡秀子
よきスタイリスト、よきライフスタイルのコーディネーターでありたいという思いが一致。
>守屋Kスケ × 滝沢カレン
長年に渡り、トップアスリートを見続けてきたお二人に“一流とは何か”を伺いました。
>松下賢次 × 山本喜則
よきスタイリスト、よきライフスタイルのコーディネーターでありたいという思いが一致。
>植村浩
ファッションもライフスタイルも、こだわり抜くから楽しい。
>丸山茂樹 × 山本喜則・2
男である以上、多少ギラギラしている部分が必要だ!!
>丸山茂樹 × 山本喜則
“モテる”人は“ポジショニ
ング”が明確なんです。
>前田 陽一郎
ファッションも自分の個性。
センスを磨く姿勢が大切。
>武田修宏 × 小川カズ
何よりも仕事が再開できる喜び
大和 それでは具体的にアドボートプロジェクトについてご説明いただけますでしょうか。
菅原 企業のロゴを船体にデザインしていくことで、広告宣伝的な要素を漁師さんが操縦する船自体に担ってもらう。その広告料金を、企業は漁師さんにお支払いする。というのが、ザックリとしたアドボートプロジェクトの概要です。従来の義援金は、寄付した団体から先の動きは不透明のところが多かったでしょ。それをなるべく見える形で、しかも沿岸部の街の再生のキーマンである漁師さんにダイレクトに届ける。こうすることが、あらゆる意味で、みんなが疑問や不満を持たず、かつハッピーな仕組みなんじゃないかと思ったんです。
佐々木淳 それに僕らも、義援金を頂戴することは本当にありがたいことなんですが、語弊を恐れずに言うのであれば、もらってばかりだと申し訳ない気持ちになってくるんですよ。甘えてしまう反面で恐縮してしまうというか。だからこそ、このアドボート プロジェクトのようにスポンサードという形をとっていただけると、船に乗って漁に出よう、という働く意欲が沸いてくるんです。せっかく船を買い直すきっかけをもらったんだから頑張らないとって。
菅原 そうそう、しかもF1のマシンみたいで、船自体もとっても格好良くなってますしね(笑)。
佐々木洋 僕たち漁師は、船や資材などさえ元通りになれば、いっぱい美味しい海産物をとってくることができる。ただ、その必要な道具が津波によってすべて流されてしまった。そんな漁師たちの、ひいては街全体の再興の手助けをしてくれるのが、このアドボート プロジェクトなんです。このプロジェクトのおかげで、うちの父ちゃんとまた漁に出られるようになったんですから。
大和 確かに仕事をする上で、モチベーションを保つ意味でも、環境が整うことは重要ですからね。それは経営者として、僕も日々実感するところでもあります。
菅原 そうなんですよね。復興にはお金ももちろん必要だけれども、仕事に従事できる環境があることも、本当に重要だと思います。仕事があるからお金が回り、それが街を活性化させていく。こうなって初めて、本当の意味での復興に繋がるんじゃないかって、僕は信じているんですよ。
大和 確かにそうなのかもしれませんね。震災後一年たった今だからこそ、本当の意味での復興を僕らも考えていきたいと思います。我々B.R.SHOPとしても、ぜひともこのアドボート プロジェクトに協力させてください!!
「夏になったら広告主である企業を招いて漁師さんたちとのイベントなども企画していきたい」と語ってくれた菅原氏。広告主からのアドボートの評判も上々らしく、"見える"形でのスポンサードは、両者にいい影響をもたらしているようです。今日であの大震災から丸一年。完全な復興までにここから20年はかかるだろうという見方がある中、我々としては、今何ができるのでしょうか。