ビジネスの場においてもジャケパンスタイルが主流になる昨今のメンズファッション。それに反して"スーツが似合う男性が好き❤"という女性の意見は、依然多いんだとか。堅苦しいスーツからの解放を求めた男性と、キチッとスーツを着ることを男性に求める女性。いやはや、オトコとオンナの間には、狭くとも深い溝があるものなんですね～。で、今回は、そんな"男女間の溝"を埋めるべく、「ガイオラ」のスーツをご紹介させていただく次第。これさえあれば、女性がスーツに求めるカッチリとした印象と、男性がスーツに求める快適な着心地という、一見矛盾するような二つの要素が、一挙両取りできてしまいますよ。

やっぱりスーツが似合う人って素敵、でしょう

グレー地にチョークストライプ柄が走るこちらは、卓越した仕立ての技術力と時代の風を敏感に捉える感性、そして普遍的な男性観を表現することを得意とするイタリアはナポリの「ガイオラ」謹製のもの。コンパクトかつソフトな肩付けやウエストのシェイプ、流麗なラインを描くパンツと、どれをとっても今日的な意匠を備えたこの一着。どうです、これをご覧いただいただけでも"あれ？ スーツも悪くないかも……"な～んて思われる男性読者の方、いらっしゃるんじゃないですか？　ならばなおさら、元来スーツ好きを公言する世の女性たちは、これを見て"やっぱり、スーツ姿の男性ってステキ"って思っているはずですよ、きっと。

堂々たる風格の胸にオスの魅力を感じます

当然ですが、女性は男性の"オトコらしさ"に惹かれるものです。だからこそ、オトコの基本服たるスーツにも、それを求めて然るべき。てなわけで同銘柄の一着に目を向けると、ちゃ～んと逞しい男性像を演出してくれる仕掛けがなされていましたよ。

前身頃から肩にかけて限りなく薄い芯地を用いることによって、快適な着心地はキープしながらも、立体的な胸周りと美しくロールするラペルを巧妙に作り出しています。このボリューム感ある胸周りが、オトコの魅力を黙して代弁してくれるのです。加えて、程よい量感と独特な素材の表情が魅力の「ドルチェプンタ」のタイで、胸元にさらなる存在感をプラスしている点も見逃せないポイント。要するに、"オトコらしさ"が仕立て的にも着こなし的にもギュギュッと凝縮されているってこと。

確かな着心地は丁寧な手仕事の恩恵

男性がスーツを着る際に感じるストレスの一つとして"着ていて疲れる"というのが挙げられるかと。でも、です。「ガイオラ」のスーツであれば、そんな心配は一切無用。随所に散りばめられた手仕事の恩恵で、アナタのそんなお悩みともオサラバ、です

確かなカッティングと美しきアイロンワーク、そして緻密な縫製の技術力によって描き出された背中の柄合わせもさることながら、特筆すべきは肩の作り。アームホールをコンパクトに設計し、かつ肩付けを手縫いで行うことによって縫い目にアソビができ、結果、肩の可動域を広くしてくれます。つまりは着ていてとっても楽ってこと。ゆえ"着辛いからスーツはいいや"な～んて諦めていた御仁にも、ぜひともお試しいただきたいアイテム、というわけなのです。

スーツの場合、微差が大きな差を生むのです

そもそもスーツって上下共地のもの。しかもそれがビジネスとなると、色はたいていの場合ネイビーかグレーってところかと。でも、です。かようなディテールの変更で、見慣れたはずの一着がこんなにも新鮮に見えてくるから不思議ですよね。

組上の腰位置にご鎮座するのは、通常、単品のジャケットに見られるディテールである、パッチ型のポケット。これで軽快感とこなれ感が加味されるうえ、写真のようなポケットに手を入れる仕草もサマになるってわけ。ちなみにこちらは、スーツでは珍しい仕様。ゆえに細部の変更ではありますが、全体で見ると、なんだかとっても新鮮な印象に映るのです。無論、ビジネスにもしっかり対応してくれますので、その辺もご安心の上、ご購入いただけると幸いです。

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＜スタッフクレジット＞
Producer 大和一彦 ／ Stylist 中川原寛（CaNN） ／ Photographer 谷田政史（CaNN） ／ Hair＆Make 大原恵美／ Writer 寺田慎一（GtN-48） ／ Creative Director 中野慎一郎 ／ Model COY

＜クレジット＞
スーツ￥157,500＜ガイオラ＞タイ［チーフとセット価格］￥31,500＜ドルチェプンタ＞（ともにB.R.SHOP:03-5414-8885）シャツ￥35,700＜ヴィンチェンツォ ルジエッロ＞ブレスレット￥19,950＜ホワイト バレンタイン＞（ともにアルヴェスティ ジャパン:03-5412-1500）