CLOSEUP ITEM
今、僕たちが考えるセレクトショップとは?
いよいよ、2017秋冬シーズン商品が出揃ってきましたね。
B.R.SHOPへ足を運んで頂いた方、サイトをご覧頂いた方楽しんで頂けていますか?
前回のB.R.JOURNALで「新しいカタチのセレクトショップを目指します!」と謳い続きを書きますー、と宣言してしまったので、どうしようかな~と思いつつもキーボードを叩いているGMササキです。
20年のショップスタッフ経験のあるわたしが2017年現在考えるショップの存在意義は…、
・トレンドに流されずに僕たちの目線で、情報を発信し商品を提案する
・多様化したコミュニケーション方法に応える
この2点に尽きます。
もともとは、アメリカやヨーロッパのトレンド情報やさまざまなファッションブランドやファクトリーブランドを紹介してきたことで、お客さまからの支持を集めてきたセレクトショップ。
当初は、そうそう海外に行けない、情報を得る術がない、といった1970年代の日本の状況から生まれ、1980〜90年代に大ブレイクしました。
そして時代は進み、一人ひとりが簡単にネットやSNSで情報を得られ、さまざまな国の商品を手に入れられるようになったのが2000年代ですよね。
その間、セレクトショップは進化を遂げ、ファッションはもちろんのこと、ライフスタイルまでも提案するようになりました。
多様化するお客さまのニーズに応えたい、というコトだったと思います。
もちろんその方向性は正しいのですが、中途半端に上っ面だけで終わってしまっていないのかな?と考えるように少し前からわたしはなりました。
そこで…
いま一度、ファッションを中心に据え、ファッションから始まるコミュニケーションって楽しいよね!という立ち位置を築ければいいかな、と考えているワケなんです。
冒頭に書いた
「トレンドに流されずに僕たちの目線で、情報を発信し商品を提案する」
という部分で例えば、こういったアイテムがあります。
De petrillo (デ・ペトリロ) / トップウールサージ 6B スーツ
アレっ、ただのダブルブレステッドのスーツじゃない?と思われた方。
え〜、半分正解です。
(見えづらくてスミマセン) 腰の辺りにご注目を…。
パッチポケットになっているんです!
トレンドでは、クラシック回帰、英国調、といったムードがクローズアップされている昨今、この手のダブルブレステッドスーツは、フラップポケット、もしくはフラップ無し玉縁ポケットになるのが定石です。
でもB.R.SHOPでは、そういった正統派なムードを取り入れつつもちょっと崩して着るのが楽しいじゃん、個性があってカッコいいよね!
という思いでパッチポケットにしています。
このトルソー君のように、
タイドアップして着るもよし、インナーをニットにしてもよし
の万能選手になる逸材です。
このスーツの詳しいお話しは、スタッフ山田のB.R.JOURNALをどうぞ。
このスーツ以外にも「トレンドに流されずに…」という意味合いで
特に、ニットやシャツ、パンツといったアイテムの多色展開があります。
Settefilli Cashmere (セッテフィーリ カシミア)
画像やリンクを見ればお分かり頂けるかと思いますが
色と生地のバリエーションを豊富に取り揃えること、にかなり力を入れています!
元来、セレクトショップはこのような品揃えが普通だったものの
セレクト業態というワードに象徴されるビジネス的な側面が強くなった結果、
色や生地を絞り込むというセレクトショップが当たり前となっています。
でも、豊富な品揃えから自分が好きなモノを選びたいですよね。
コレはいいけど、アレはどう合わせるの?
いやいやソレはないわ~、なんていうコミュニケーションこそがセレクトショップの醍醐味でしょ、と僕たちは考えているので
お好きな方が少ないかな、という色や生地でも仕入れるのです。
そして「多様化したコミュニケーション方法に応える」という部分では
LINE@というツールを使い、マンツーマンのご案内をしようと計画しています。
気軽にお問い合わせなどができますよ〜。
こちらは近日中に始動予定ですので、乞うご期待!
1971年11月11日、東京・世田谷区に生まれ、杉並区で育つ。4人兄弟の末っ子、O型、さそり座のメガネ男子です。洒落っ気のある父&長兄の影響で、21才の時に洋服屋を志し、今に至ります。中学・高校性の時に、雑誌POPEYEが打ち出したフランス版プレッピースタイルと言われる“FDG(エフデジェ)”に大きな影響を受け、その後、渋カジ→渋谷系音楽→クラシコイタリア→モードの洗礼を受けたのが、主なファッション経歴です。SHOPで姿を見掛けた際は、ぜひお声掛けください!
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