これから紹介しようとしているパンツはB.R.SHOPのこれまで仕入れてきた中で、私、新人内藤の見解では、１位、２位を争う太さなのではないかということを感じています。

それほど初めて見たときの率直な感想は、"太い！！"でした。
プリーツパンツや太めのパンツが増えている昨今、私自身、現在も細身のパンツをお召しのお客様が多い、と感じております。そんな中、太いパンツを履きこなすことに抵抗があるのではないかと思い、参考になればとスタイリングしてみました。

その"太い！！"と感じたパンツのスタイリングがこちらです！

Knit　Cruciani　Size:44
Shirt　Finamore　Size:37
Pants　INCOTEX　Size:44
Soes　F.LLI Giacometti　Size:40

シルエットに注視して頂きたいのでモノトーンでシンプルにスタイリングしてみました。いざ履いてみると、裾口幅は22.5cmと極太ではあるのですが履いた感覚はワタリ幅や腰回りのフィッティングは流石のインコテックス。裾に向けて綺麗にドレープが生まれます。
細身全盛の時分、いくらインコテックスと言えどワイドパンツはなかなか手が出ない、一見するとレディースのパンツに見えてしまうなど様々な不安の声を店頭ではお聞きします。そこで！この難題のワイドパンツの着こなし術を私なりに攻略させていただきます。

なぜ？新人内藤がこの難題に挑戦しようとするのか？理由は２つあります。

一つ、ワイドシルエットによる極上の履き心地が生む "楽(ラク)さ"。

二つ、そのワイドシルエットで遊べる"楽しさ"。

このパンツをお召しの際、この二つを是非堪能して頂きたい！ということで前置きは長くなりましたが早速本題に。

前述しましたが、ちょっとした違和感やレディースシルエットに見えてしまうという不安を解消するのが、この極太パンツを履きこなす上で一番のポイントとなります。

まず、注目していただきたいのはパンツにあわせるトップスです。着丈はドレスシャツより短く、しかしながらヒップが隠れるか隠れないかくらいの丈を選びます。それに合わせたニットはカーディガンでボタンを閉めないのがポイントです。クルーネックやVネックといったプルオーバータイプではなく、前あきニットが今回のキモで、シャツの着丈のバランスと前あきニットをサラっとは羽織ることでヌケ感を出すことで、極上の履き心地が生む"楽(ラク)さ"を体感できるのです。もちろん前あきのものでしたらショールカラータイプもいいですし、ニットジャケットをサラっと羽織ってもいいでしょう。

そして、次に注目していただきたいところはパンツの丈です。
しっかりクッションをとって長く履くことでワイドパンツをよりエレガントなものにみせ、テクスチャーが生む美しいドレープは、今まで味わったことのない"楽しさ"をプラスしてくれるのです。

このように、ちょっとした工夫をすることでワイドパンツに苦手意識を持っている方でもカッコよく履きこなせるのは、王者インコテックスのなせる技かと。

ぜひ、未体験の境地に挑戦されてみてはいかがでしょう！？このパンツの美しさを楽しめることうけあいです。

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