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2010.11
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前田 陽一郎

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前田 陽一郎

雑誌「LEON」副編集長

ここではレオンを日々作っていて思うこと、もしくは掲載できなかったけど個人的に買ったものや、興味をもったこと、レオンをさらに楽しんでいただくための裏読みの方法(ここが一番読んでもらえそう!)また至極個人的趣味までを、ブログというより、コラムとして書いてみようかな、と。 (ネタには困らないと思うのですが、元来の筆不精、というより無精者なので、どれほど続くかは不明ですが…、お付き合いくださいませ)

雑誌「LEON」のホームページ
http://www.shufu.co.jp/
magazine/leon/

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ファッション専門誌でもクルマ専門誌でも時計専門誌でもありません。いつまでも艶っぽさを失わない「モテるオヤジ」のためのクオリティ・ライフ実用誌です。

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モテる男の見た目Vol.1
Nov 19, 2010

今回はヘアサロン「imaii scaena×colore」 所属の美しすぎるスタイリスト・野口由香さんにご登場いただき、おなじみ『LEON』編集長代理の前田氏とモテる男の見た目について語っていただきました。一同、納得の女性目線ならではのモテワザも披露!?ヘアスタイルに悩む男性の方々や、女性がワカラナイと頭を抱える男性の方々・・・・今回のモテトークは必見です!


野口 今日はよろしくお願いします。

大和 今日は外見を中心にしたモテトークということで。

前田 野口さんの職業がヘアメイクということで!

大谷 しかも彼女、実は年上の男性好きらしいんです。

前田 そうなの?へ~~!幾つぐらいまでOKなの?

野口 45歳くらいまでは。尊敬する先輩であるヘアメイクの方で前田さんを知っている人がいて「前田さん、すっごい素敵だよ~」という前情報をもらっていたので、今日はお目にかかる前からドキドキしっぱなしでした(笑)前田さんは声が素敵ですよね。

前田 そうかなぁ。照れます(笑)

野口 語尾にグッとくるみたいな。最初から声にやられちゃいました(笑)

大和 女性って、声フェチ多いよね。

前田 って言われるよね。でも、例えば僕もそうだけど、言われて気づくこともいっぱいあって。実は何度か「色気のある声ですね」って言われたことがあるんだけど、確かに自分でもそれは意識していて、以前にも「モテるオヤジは話す言葉がアンダンテ」という企画を立てていて。アンダンテ、つまり“ゆっくりとしたテンポで話しましょう、それがモテる秘訣です”っていうページを作ったりしました(笑)その原稿を自分で書いていて、「あ~、これはモテるな!」って自己満足に浸ったことはあります(笑)

野口 女性はうっとりしちゃいますね。

前田 ただそれだといつもカッコつけている人みたいだから、普段にないリズムをフッと与えることでモテるんじゃないの?という半ば妄想の話だったのだけれども。

野口 上手なところ、ついてますね~。

前田 うなずき方も、ゆっくりゆっくりとうなずいてあげて。

野口 でも声を伝えるのって難しいですよね。「こんな声がモテますよ」ってCDを雑誌の付録につけるわけにもいかないし(笑)

前田 アハハハハハ。そうだよね。

大和 じゃあそろそろ本題へ。ヘアメイク野口さんが語る最低限の身だしなみ、とは?

野口 サロンではカットを担当しているので、真っ先に目が行くのが髪型なんです。どんなに洋服や持っているものがカッコ良くても、「髪が伸びてるな~」と感じるとマイナスですね。

前田 俺じゃん、それ(笑)

野口 でも前田さんのように伸び掛けが逆にアンニュイで、それが色気に繋がっている方もいます。例えば2~3週に一回のペースでカットに行っていて、一寸の狂いもないですというキメキメオーラは女子として「この人、近寄りがたいな~」と思う時も。「几帳面な性格なのかな~」とか「潔癖症なのかな」と穿ってみたり。

大和 じゃあ程よい抜け感をだすのには、どういうところが重要なの?

野口 スタイリング量でしょうか。いま若い子はウェットな質感が綺麗とされています。形が明確なスタイルよりも、アンニュイをセットでつくる、という感じのほうが色気があるといわれています。いわゆる草食系男子は前髪が長かったり、どこか顔を隠したがるコが多いんですよね。

前田 そうだよね。

野口 でもやっぱり肉食男子、オヤジ好きな女子としては前髪をきちんと上げていて欲しい!いちばんいいのは短髪でスッキリ。遊び心があって、動きがあるヘアスタイル。それでいて天然パーマだったりすると“萌え~”ですね。
前田・大和 ハハハハハ、なるほどね!

野口 天パーを嫌がってストレートパーマをかけちゃう人は駄目ですね。

前田 あっ、俺、天パーだ!襟あしとか、すごいハネるもん。

野口 なにも天然パーマをコンプレックスに感じる必要はなく、逆に生かせばいいのに、って思っている女子は結構多いですよ。

前田 へ~、そうなんだ。

野口 ストレートパーマをかけている男子は何故か受け付けないんですね、私は。それは自分の持っているものを生かそうとしているのではなく、隠そうとしているから。それ自体が女々しく思えて。どんな髪質でも、どんな髪型でも、その人の素材を生かしている人が好き。

大和 体型でいうと、細い人も太っているひともいるけれども、全てさらけ出しちゃったほうがカッコいいってことだね。

野口 そうですね。コンプレックスを生かす方向に努力を注いでいる人はやっぱり素敵だな~。魅力的ですね。

前田 それって、何に関しても言えるかもね。ありのままの自分を好きになってくれというのはおこがましいけれども、努力の矛先が隠す方向ではなく、自分のいいところを伸ばすって考えたほうが、きっとあらゆる事においてプラスに見えるよね。事前にヘアメイクの人がゲストと聞いていたら俺、帽子被ってこなかったのに(笑)朝5時に家を出てきて、風呂に入って乾かしてそのまま出てきたんだけど、帽子がいちばんいいんだよね。最高に誤魔化せるもん。

野口 いつも前田さんはどうやってスタイリングしているんですか?

前田 ジョンマスターオーガニックのウェットジェルだけをつけて、ぐしゃぐしゃってやって終わり。髪型に気を使わなくなった理由がオートバイなのね。普段の足として10代のの頃からずっとオートバイで動いていて。そうすると常にヘルメットでしょう?どうやって形を作ろうと、会社に着くころにはペッタンコ。なんで、ウェットジェルだけ付けておくと手もベタベタしないし、会社についてからワッと一度上げて、くしゃくしゃっとすれば、なんとなく髪型として成立しちゃうから。

野口 私、オートバイに乗る男性は短髪であれ、と思うんです。分け目が付いちゃって、どんなに濡らしても戻らないし。

大和 僕もそれでオートバイ乗らなくなったんですよ。ヘルメットをとったときの情けなさといったら。

前田 それ、ちょっと分かるなぁ。ケアに関してはすごい適当かな。恥ずかしながら(笑)ダメなんだよね~。自分でも反省するんだけど、肌のケアもちゃんとすべきだと思う。歳をとるところはとっていいのだけれども、何もしないでただ枯れていくより、努力をして味を出していったほうがよっぽどいいじゃん?

野口 男性として、深みが出ますよね~。

前田 洋服を買ったり、食事をするのと同じくらいに、実は大切な事なんじゃないかなぁ、と。女性は幾つになってもメイクをするわけじゃない?常に鏡を見て自分と向き合うわけで。じゃあ、男がその努力を何もしなくていいという理由はなくて。最近はそういうふうに自分を律しなきゃ、と思っています。

野口 海好きの方とかよく日焼けをされますよね?男性もシミ・シワ・毛穴の開きが一番気になると思うんですが、シミとシワってある程度歳を重ねるごとに深みとして出るからいいのですが、毛穴の開きってどうしても凹凸感がでるので、そこがいちばん気になるんです。これは特に許せないんですね(笑)

前田 へ~、なるほどね!

野口 きちんと保湿ケアをしている方は毛穴の開きだけは押さえられるので。

大和 なるほど。

野口 シミ、シワが気になっても毛穴の開きがなかったら、「カッコいいな~」ってなりますね。

前田 へ~。こわいね!

野口 女子たちは見抜いてます(笑)それがまさかの黒ズミだったらショックですよね!

前田 うちの編集部員たちもすごくケアしているよ。香水なんかもちゃんと考えてつけているし。僕なんか仕事先の美容部員の人に怒られたことあるもん(笑)

野口 いまサロンでダーマロジカというエステ用の商材を扱っているのですが、男性にも向いていて、30代~40代のお客様の誕生日プレゼントで差し上げたりしています。スプレータイプの化粧水なので、顔を覆うようにして塗るという所作に抵抗や恥ずかしさをもつ男性でも使い易いんです。顔を簡単にタオルドライして、スプレーをシュッシュとするだけ。使うと使わないのとでは大違いですよ~。

前田 だって俺、ヒゲも剃るのが面倒臭くて生やしちゃっている(笑)

大和 そんな感じですよね。似合っているからわざとっぽいんだけど、前田さんの性格的には(笑)

前田 たまに剃ると、ツルッツルなんだよね。逆に気持ち悪いもん(笑)もともとシワができにくい家系なのね。なので子供っぽく見られるのが嫌で、30歳をこえたあたりからヒゲを生やし始めたのだけれど、いったん生やすと剃るのが面倒くさくて(笑)2ミリぐらいまでいったん剃っちゃうと、5ミリくらいになるまでそのまま。今は結構伸びているほうですね。そろそろ、ツルンとしようかなぁ。

野口 まばらにならずに、それだけきちんと生える方もあまりいらっしゃらないですよね。

前田 シェーバーの長さを2ミリに設定して、頬のあたりとアゴ下はすべて綺麗に剃ります。楽して、いちばん陰影がつけられる。一応は考えていますよ(笑)

野口 上手いですね~。ヒゲと眉ともみあげは男性誌でも特集を組まれますからね。眉毛がいちばん印象かわるので、最近では眉カットを希望される男性も多いですね。

前田 僕も変わるかな?

野口 だいぶ変わると思いますよ。

前田 洋服も髪型も含めて、自分がやったことがない事にトライしてみるっていうのは、大事だよね。「いや、眉カットなんていいよ」と言っていないでやってみる、とか。「パーマなんて、恥ずかしい」と言っていないで、とりあえずやってみる。ケアとトライをきちんと出来れば、洋服をどんどん変えていくのと同じように、もっと楽しめるんじゃないかな。案外日本人の男性って、自分に似合う髪型を自分自身で決めつけてしまっている傾向はあるよね。もっと柔軟に色々な髪型にトライすればいいのに、って。これは自分も含めて本当に思う。

前田氏の帽子ぐせをサッと直す野口さん。さすがは技術に定評があるだけあって、ほんのちょっと触っただけで劇的に印象が変わり「お~!」と、一同口をそろえるほど。

スタイリング完了!前田氏も満足げな様子でのツーショットをパチリ。二人ともキマってます!

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