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Vol.003
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Con La Sarto
Sarto Order Style / Men
“今”を感じさせる、最新オーダースタイル

ワンピースバックの魔術師の次なる一手は使えるチェスターコート アナタにとって(色々と♥)好都合な真実

ワンピースバックの魔術師の次なる一手は使えるチェスターコート アナタにとって(色々と♥)好都合な真実
ワンピースバックの魔術師の次なる一手は使えるチェスターコート アナタにとって(色々と♥)好都合な真実

今季、最も注目を博すアウターといえば、メンズファッション誌でも取り上げられているチェスターフィールドコートでしょう。でも、ですね。バシッとキマれば相当に格好いいこの手のクラシックなコートですが、いかんせんバシッとキメること自体が難しい、な~んてことをお悩みの方もいらっしゃるのでは。そんな難題に答えるべく今回ご紹介させていただくのが、ワンピースバック(後身頃を卓越した裁断と丹念なアイロンワークにより一枚布で作る技術のこと)の魔術師こと、SARTOが誇る仕立て職人・植本氏が手掛けたチェスターコートです。そもそも件の一着を洒脱に着こなすためには、いくつかのポイントがございまして。まず、絶対に外してはいけないのがサイジング。ただでさえクラシックな印象の強いチェスターコートでサイズ感を間違えてしまっては、ただの野暮ったい人、に陥ってしまいますからね。で、お次に注意すべき点は、さり気なく今っぽいこと。コレも案外重要。だってコートって着手に対して大面積を占めるアイテムですから、コレ自体が古臭ければ、全体がなんだか切ない感じに映ってしまいますから。で、最後に他人とカブらないこと。コレも前述した理由と同様。着こなしの主役たるコートが他人とカブッてた、な~んて悲劇、もはや目も当てられませんよね。その点、氏が手掛けるコートは確かな技術力によってタイトなフィッティングながらも、至極の着心地を実現。つまりは、モダンかつ男らしいシルエットと快適な着用感を両取りすることが可能。もちろん、重要な着丈のバランスも個々人によって完璧に合わせてくれるため、残念なサイズ感、てな心配はございません。しかも今回のチェスターをご覧いただいてもお分かりの通り、構築的な肩周り、高めに設定されたバックベルト、ワイドラペル等々、イマドキな味付けもさり気なくなされている。ゆえにとってもお洒落に映るのです。そして、オーダーゆえ、当然のことながら他ともカブり知らず。さらに、カジュアルなエンジのヘリンボーン柄の生地を採用することで、クラシックなアイテムながらカーゴパンツやエンジニアブーツといったラフなアイテムにも(シックな着こなしはもちろん)相性は抜群です。要するに、簡単にお洒落になれて、着心地も楽で、その上着こなしも容易という、アナタにとって好都合な真実ばかりが散りばめられたこちらのチェスターフィールドコート。もしもこのコートに袖を通す機会を得なかったとしたら......、ソレこそがまさにアナタにとって不都合な真実、かもしれませんよ。

《スタイルポイント》
・襟裏のカラークロスには、襟立てしてもサマになる白のフランネル地を採用。
・"男らしい背中"を演出してくれる、吸い付くようなフィッティング。
・視覚的に脚長効果を生む、高めに設定されたバックベルト。
・絶妙な膝上丈がもたらす、軽快かつモダンな印象。


Producer 大和一彦/ Stylist 中川原寛(CaNN)/Photographer 竹内裕二(S-14)/Hair&Make 大原恵美/Writer 寺田慎一(GtN-48)/Creative Director 中野慎一郎 / Model CUBA

フルオーダーコート¥330,300(UEMOTO) レザージャケット¥90,300<エンメティ> タートルネックニット¥31,500<ザノーネ> カーゴパンツ¥35,700<ヤコブ コーエン> ケーブル編みマフラー<スカリオーネ> スタッズメッシュベルト¥29,925<ティベリオ・フェレッティ> レザーグローブ¥22,050<アルポ>(すべてB.R.SHOP) エンジニアブーツ¥26,250(セボ/タナカユニバーサル) ティアドロップサングラス(オリバーピープルズ/オリバーピープルズ 東京ギャラリー)

● 問い合わせ先
オリバーピープルズ 東京ギャラリー 03-5485-2361
タナカユニバーサル 03-5775-4260
B.R.SHOP 03-5414-8885

文字通り“背中で語る男”を 演出する背面の仕立てにウットリ

文字通り“背中で語る男”を 演出する背面の仕立てにウットリ

襟裏に配された白のフランネル地、高めに設定されたバックベルトと、フロント部もさることながら、後姿の美しさをも完璧なまでに意識したこちらの一着。中でも特筆すべきは、やはり植本氏渾身の、背中に吸い付くようなフィッティングと言えましょう。確かな技術を駆使した採寸、カッティング、アイロンワーク、縫製によって生み出されたのは、語らずとも男らしさを代弁してくれるバックシャンスタイルです。

骨太な下半身のコーディネイトで正統顔ながら脱・ただのイイ人

骨太な下半身のコーディネイトで正統顔ながら脱・ただのイイ人

真っ当なチェスターを真っ当に着こなす。別にコレが悪いわけじゃございませんが、お洒落な大人の男としては時にハズしも欲しいもの、ですよね。というわけでカーゴパンツにエンジニアブーツという、あえて骨太なアイテムを合わせることで、正統顔のチェスターオートに遊びをプラスした次第。これで件の一着にやんちゃな雰囲気が加味され、よりこなれたコーディネイトに仕上がっている、というわけなのです。