今季ド旬のサファリジャケット攻略は
探検家テイストを払拭するのが鍵
もはや持ってなくちゃお洒落は語れないってくらい、今季はサファリジャケットが人気です。中でも服飾業界人から「良く出来!」と絶賛されているのがラルディーニの新作。4つのフラップポケットや炎暑も涼しくしのげそうな淡ベージュの生地など、サファリジャケットの特徴をしっかり受け継ぎつつ、今どきの細身パターンやドレッシーかつ遊び心を感じさせるデザインでハードなイメージを中和。1着買うなら間違いのないモデルといえましょう。
ただこうした良く出来のサファリジャケットも、コーディネート次第では探検家のコスプレに陥ってしまうので注意。とくに全身の色調をジャケットに合わせて薄くまとめてしまうとそうなりがち。インにキレイな色のニットを合わせたり、ボトムスをジャケットと色落差のあるものとするなど、メリハリを利かせるのが肝心です。もともと男臭いジャケットなので、どこかで茶目っ気を感じさせるのも忘れずに。たとえばご覧のコーデでは「ティベリオ フェッレッティ」の新作迷彩ベルトを着用。首に巻いたスカーフとともに、絶好のアクセントになっています。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 吉田 巌 / 十万馬力
春夏スタイルのウエストマークとして絶好な「ティベリオ フェッレッティ」の新作ベルト、「カモフラクォーレ」。こちらはラウンド型バックルを装着したタイプです。他にはセンスフルな迷彩スエードを採用し、剣先には職人の手により1本1本お茶目なハート(クォーレ)の刺繍入りです。
ただ今人気急上昇中のイタリアの実力派メーカー、「ラルディーニ」。サファリジャケットのデザインを取り入れたこちらは、今季の各雑誌がこぞって取り上げているモデルで、素材はコットン50%+リネン43%+ポリエステル7%。ドレッシーな仕立てとラフな風合いの生地との合わせが今季っぽさ満点です。フラワーホールには御馴染みのキュートなブーケニエール付き。