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大人のショーツスタイルに
ドレスとカジュアルの中間をいくベルトは必携
日本ではまだまだ抵抗がある人が多いようですが、このところイタリアでは、夏ともなればカラフルショーツが大流行り。それも皆さん、かなりビビッドな色のモデルを格好よく着こなしています。
もちろんそこには着こなしの流儀があります。そこを踏まえてコーデしたのがご覧のスタイリング。まず注目していただきたいのはショーツのカタチです。サーフショーツのようなダバダバシルエットではなく、このように今どきの細身ドレスパンツをそのまま短くカットしたようなものを選ぶのが鉄則。ちなみにこちらは「ＰＴ０１」の「バミューダ」ラインのもの。キュッとお尻の頂が持ちあがった上がったきれいなヒップラインを築けます。
ここに長袖シャツを合わせ、袖まくりしているところもポイント。最初から半袖を合わせたら......なんて声も聞こえてきそうですが、事実イタリアでは半袖ポロとかではなく、こういう組み合わせが多いです。子どもっぽさを回避し、一定の品をキープするコツなんですね。
さらにベルトのチョイスにもこだわりました。こちら「ティベリオ フェレッティ」の新作で、基本デザイン自体はドレッシーながら、ベルト端にグルリとチェーンステッチを施すことで絶妙にカジュアル感を高めています。ここで普通の真面目なドレスベルトだとショーツの軽快感にそぐわないし、かといってあまりにハデ目なデザインだと、スタイル自体が一気に子どもっぽく転んでしまいます。そういった意味でこういうドレスとカジュアルの中間を行くベルトが一番なんですね。今季はエスパドリーユをはじめ、ジュート素材のソールを持つリゾート靴が旬ですが、ベルトのチェーンステッチが、それらに採用される素朴なステッチとぴったりマッチするのもいいところ。大人っぽいショーツスタイルをまとめる要として、是非ご活用ください。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 吉田 巌 / 十万馬力
ベルトはイタオヤたちに絶大な人気を誇る「ティベリオ フェッレッティ」の新作。コードバン加工で艶を高めたベルトの端に、グルリとイタリア靴に見られるようなチェーンステッチを施しています。クラシックに見えて、どこかカジュアルな要素もある、まさに今どきのカジュアルに絶好な１本です。
お洒落なイタリア男たちはショーツに当たり前のようにジャケットを羽織ります。アンバランスに思うかもしれませんが、ジャケットがシアサッカーのような夏素材のものであればご覧のように違和感ありません。こちらは「ボリオリ」の「ドーヴァー」です。
