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カジュアル感あるスーツの腰には
ちょっと外したベルトが似合います
すっかり浸透したジャケパンに続く新たな一手として、今季はコットンやリネン素材を用いたややカジュアル感あるスーツが人気を博しています。ここでモデルが着用した「ルビアム」のリネンスーツもそんな一着。美しい細身やアンコン仕立て、さらに両腰のパッチポケットにより、従来のスーツの堅苦しいイメージを完全排除。ジャケット、パンツの単体使いも可能な、非常に費用対効果の高い一着となっています。
こういうスーツをビジネスで着る場合、表革の靴とベルトを合わせてカチッとまとめるのもありですが、せっかくのカジュアルテイストを生かそうと思うのなら、靴とベルトはマットなスエード使いの物を選ぶのが正解。よく靴だけスエードで、ベルトは表革、なんて人を見かけますが、それはツメが足りないというもの。両者の色味を合わせてコーディネートしていたとしても、とくにカジュアル寄りの装いの場合、ギクシャクした感じは否めません。ここで着用した「ティベリオ フェッレッティ」のようなスエードベルトを是非用意しておくべきでしょう。
ちなみにこのベルトは、大きな馬蹄形バックルに加え、剣先にプンターレも装着したウエスタン調のデザインを採用。とはいえ全体の印象としてはシックにまとまっており、ドレスとカジュアルの中間を行く今の主流ファッションにとても合わせやすくなっています。とりわけコットンやリネンスーツに合わせれば、わかってる大人のハズシ技として機能することうけあいなのです。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 吉田 巌 / 十万馬力
イタリアの洒落モノ達の間ではウエスタンベルトがちょっとしたブームですが、「ティベリオ フェッレッティ」は以前からこのジャンルが大得意。さまざまなタイプをラインナップしています。こちらの新作は、約３cmというオーセンティックなベルト幅に設定され、過剰にクタッとし過ぎないよう、しっかりした芯材も入れています。バックルやプンターレもあえてブレーンなデザインとしているため、ドレススタイルにも十分使える仕上がりとなっています。
芯材を極力廃したスーパーアンコン仕立てながら、巧みなパターンと縫製により、クオリティの高さをしっかり感じさせる「ルビアム」のリネン100％３Ｂスーツ。ジャケット、パンツそれぞれ単体で着用することも可能ですし、一着あれば今季のオンオフに活躍すること間違いナシです。
