何故かリゾートに行くと色や柄が着たくなる!
‘50年代のバルドーを彷彿とさせるリッチなバカンススタイル
近ごろメンズから始まったパンツファクトリーがめきめきと勢いを伸ばし、レディスモデルを作ってしまうケースも増えてきました。「インコテックス レッド」「GTA」なんかまさにそう。そして今回RINAが穿いている「PT0W」は真っ先にレディスを作り始めた先駆け的存在ですが、ここにきてグッとデザインがこなれてきた感があるのです。メンズのパターンが発祥なので美脚エレガントパンツの「ペゼリコ」や「インコテックス」に比べるとカーヴィ度、セクシー度数は下がるものの、かわりにこれを穿くことで「カジュアル度」「イマドキ度」がぐっと上がるというワケです。裏地や生地の上質感はメンズのこだわりそのままにどんどんシルエットも改良され、女性がメンズ仕立てのパンツを穿くことで独特の可愛さ、色気が醸し出されます。しかも他のトラウザーズブランドが本格的軍パンの範疇に留まっている一方、PTはその選択肢の幅が実に広い!ビビッドなピンクやレッドブルーといったビビッドなカラーバリエーションから、写真のギンガムチェックまでバリエーションが豊富です。実はこれって今までありそうでなかったんですよね。今季はクラシカル回帰のムードもあって‘50年代‘60年代’にオードリー・ヘプバーンが海辺で着ていたようなバカンスルックも今だから新鮮で取り入れたいもの。懐かしいギンガムチェックのクロップト丈でそんなオードリーや、奔放なブリジットバルドーを気取ってみるのも、いいかもしれません。今回のようにリネン素材のリラックスシャツにカラフルなパンツでとことんゆるめるシンプルなリラックススタイルにまとめたら、あとはボリューミィなパールネックレスやネオンカラーのカラフルなバングル、トレンドの色石トングで大人の遊び心をプラス。持っていくことが出来る服が限られるので、旅支度のときには自分のワードローブとにらめっこをしてあれこれ悩みますが、着回しがきく自分サイズのパンツさえ持っていけば上のチュニックなどは現地調達でもOK!そのかわりジュエリーケースのなかにはお気に入りのジュエリーをいっぱい詰めこんで付け替えを楽しみましょ!
Producer 大和一彦 / Director&Stylist 大谷繭子 / Photographer 江口博彦 / Hair&Make 清水美知 / Creative Director 中野慎一郎 / Model RINA
女性:シャツ¥25,200 (バンドゥシュ/トレメッツォ TEL: 03-5485-0058)、パンツ(PT0W/トレメッツォ TEL: 03-5485-0058)、ネックレス¥18,900(shu mu/ハンナシグラ TEL: 03-3473-3325)、他スタイリスト私物
シンプルなコーディネートをリッチに見せる
ボリューミィなインパクトバングルの重ねづけ
ジュエリーのじゃらづけはもう定番となっていますが、更に大人っぽく見せるにはガツンと迫力のあるバングルの重ねづけを。今季はニュアンスのあるテクスチャーのレザーや透明感のある天然石(少々お値段が張りますが!)、樹脂とウッドの異素材バングルなどバリエーションが豊富なので、旅先では思い切って二つくらいつけてしまいましょう。シンプルな装いをよりリッチに見えます。
胸元のスキを埋めるように身に付ける
多連パールでゴージャスに装って
去年からジワジワと人気があるパールモチーフのアクセサリーも、ビーチリゾートでは脱・無難なキックのあるデザインでさりげなく個性をアピール。繊細なネックレスもいいですが、ミラノマダムの肌みせを見習ってシャツの胸元を大きく開けたぶん、デコルテを大ぶりのジュエリーで埋めれば変にいやらしく偏らず、爽やかで健康的な色気を醸し出してくれます。