ゆらりんポンチョで冬のパンツスタイルがもっとドラマチックに♡

まだまだ寒い冬が続くけれども、冬は気温の制約が無いのでオシャレが一番楽しい季節。着こなしがマンネリになるとそんな冬という季節性のもつ魅力を忘れてしまいそうになりますが、重ね着のオシャレが楽しめるのはこの季節ならではです。
それに冬はトラッドが似合う季節。ペタンコの乗馬ブーツやミドル丈のエンジニアブーツにチノパンをブーツインしたら、トップスはシャツにカーディガン、首にはたっぷりファーマフラーを巻いて、といったふうに正統派の着こなしが映える季節でもあります。
この時季ショップを覗くとセールもいよいよ終盤になり、春物を展開しているところも多く「一体、何を買えばいいの？」と迷いますが、オススメは正統派トラッドを支えるハイゲージのカシミアニット。いま買って直ぐ着られるし、春あたたかくなったら一枚で着られるので長く使えるアイテムです。そこに今年らしさを求めるならあえてポンチョ型をセレクト。「スカリオーネ」のポンチョはハイゲージのカシミアでできているから着心地も軽く、カラダに寄り添うリラックスしたシルエットは動くたびにふんわり揺れて、さり気ない女性らしさをアピールできます。それに暖かさを感じるやや肉厚の素材感ながらも、ほんのり肌の存在感を匂わせてくれるから、健康的なセクシーささえ漂います。定番ニットだからこそ、そして誰もが持っているアイテムだからこそ、素材やシルエットにこだわりたいもの。実は冬って肌も髪も乾いた空気にさらされ続けているので相当なダメージを受けていますが、上質なニットが一枚あれば“冬枯れ”でくすんだ肌色もワントーン明るく、リッチにみずみずしく見せてくれるんです。
ポンチョタイプのニットは去年からじわじわと火が付いたデザインですが、トラッドブーツの再燃によりもはや定番のベーシックアイテムになりそうな気配があるので、一枚持っておくと本当に便利。デザインものもマットな質感のニットならいかにも「頑張ってオシャレしてます」という雰囲気に見えないから、普段のコーディネートにガンガン使えて、それでいていつものパンツスタイルをよりドラマチックに演出。春めいて暖かくなってきたら、インナーに白シャツを合わせてニットアウターとして着たりと、着回し力抜群なとっても優秀なニットなのです。



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Producer 大和一彦 ／Fashion Director中川原寛（CaNN） ／Photographer 谷田政史（CaNN） ／ Hair＆Make吉田葉づき ／ Writer 大谷繭子 ／　Location Coordinator 安芸亮一＆山崎隆之介（ともにTrinity）／ Creative Director 中野慎一郎 ／ Model RINA

菱形ポンチョ￥35,700（スカリオーネ／トレメッツォ TEL: 03-5485-0058）

絶妙ネックが冬枯れ肌に効く！

頭からすっぽりかぶるタイプのポンチョは首の開きも絶妙。少し立った襟は首元をすっぽり覆ってしまうタートルネックに比べて肌を瑞々しく見せてくれるので、健康的な女性らしさを演出してくれます。開きすぎず、閉じすぎていないので、インナーにシャツを着たときに襟のおさまりがいいのも魅力。

動くたびに揺れるドレープがドラマチック

冬は重ねるアイテムが増えるぶん、“着ぶくれ”を気にする人も多いですが、裾が斜めにカッティングされたポンチョはシャープな印象で着られるからリラックスしたこなれ感は匂わせつつも、シャープに見せてくれる嬉しい着映え効果もあります。何も着ていないような軽やかな肌触り、動くたびに感じる柔らかくて上質なカシミアの素材感が病みつきになりそう。