オンナのＤＮＡに組み込まれているからファーがやっぱり好き
“もこもこ”と“冬の白”でアクティブなミラネーゼを目指す

ビール片手に焼肉を食べたい時もあれば、ドレスアップして華やかに過ごしたい夜もある。時代小説も読めば海外のファッション雑誌にも目を通したい。男前な部分と女性の本能が同居する・・・それがオンナってものですよね。スカートをはいてとびきりセクシーな一面を垣間見せたかと思えば、ときにはパンツスタイルでスポーティにハズすのもなんだか違う人格を演じているようでとっても楽しい。それこそファッションの醍醐味です。今年はそういった意味でメンズライクなトレンドとフェミニンなトレンドが混在しているので、思う存分、バラエティに富んだ装いを楽しむ事ができます。
前回は女っぷりをキープしつつも芯のあるレディライクなスタイルをＲＩＮＡに披露していただきましたが、今回はクルマも自転車も乗りこなすアクティブなミラネーゼをテーマに白パンでクールなスタイリング。冬になると何故か恋しくなるのがもこもこのファーでしょう。ムートンスヌードやファーブーツといったファーアイテムは一つ投入するだけでコーディネートをリッチにみせてくれるだけでなく、柔らかいフェミニンなムードを醸し出してくれます。なかでも今季イチオシなのがムートンコート。ここ日本でも、仕事やプライベートにかかわらずクルマに乗る女性が増えてきているせいか、ロングのファーコートよりも、軽快に羽織ったり、脱ぎ着ができるショートコートが人気のよう。それにパンツスタイルで軽快に装うにはこれくらいカジュアルに着回せるデザインのほうが重宝するんです。この「ステファニア・ロマン」のジャケットはメンズラインを前身とするだけあって、ジップの作りや仕立てが本格的。革の扱いに手慣れた職人が手掛けているので、短く刈り込まれたファーは軽くてしかもとっても暖かいんです。トップスにファーでボリュームを持ってきたら全体が着ぶくれしてみえないよう、下はスリムなパンツを合わせるのがベスト。ここでスキニーデニムやカーゴパンツ、レザーパンツを合わせたいところですがミラネーゼ愛用の白パンをあえて冬にもってくることでこなれてみえるだけでなく、ぐんとリッチな印象に格上げしてくれます。

Producer 大和一彦 ／ Stylist 長澤美香 ／Photographer 谷田政史（CaNN） ／ Hair＆Make 大原恵美 ／ Writer 大谷繭子 ／ Coodinator 大西陽一 ／ Creative Director 中野慎一郎 ／ Model RINA

スエードレザーブルゾン￥136,500（トレメッツォTEL: 03-5485-0058） ホワイトデニム￥23,940（AG TEL: 03-3479-5260）ニーハイブーツ￥68,250（エルマンノ／IZA.inc TEL:120-135-015）サングラス￥43,050（ベンジャミン アイウエア／ブリンク青山店 TEL: 03-5775-7525）スエット￥11,550（シー ビロウ／ブランドニュース TEL: 03-3797-3673）ホワイトレザーブレスレット￥28,350、ターコイズブレスレット￥23,100（共にチャン ルー／ヤマツゥ TEL: 03-3464-5155）※他スタイリスト私物。

デカサンはもう古い！？ミラネーゼは み～んな“タレサン”派です。

街を颯爽とあるくミラネーゼたちを見ると、ティアドロップサングラスを身に付けている人が多いこと！去年までは大きなフレームの“デカサン”とこちらのティアドロップの“タレサン”の二大勢力が台頭していましたが、今年は断然このティアドロップ派に移行しているよう。それだけで着こなしがブラッシュアップされる小物テクはぜひ活用したいものです。ピアスもやっぱりガツンとそれひとつで存在感がる地金がきいた大ぶりなものが引き続き人気。

冬も引き続き腕元“ぐるぐる” 熱が冷めやりません！！

「冬はコートを着てしまうから、手元はそんなに気にならないのでは」という声も聞こえてきそうですが、実は冬もグッとジャケットやブルゾンの袖をまくって腕元にヌケ感を作ってあげるのが着こなしのポイントになってきます。セレブもこぞってつけているチャンルーのブレスレットはお洒落に敏感なミラネーゼたちの間でも人気です。