春からは“可愛げのある女”がモテのキーワード 「フレンチシックな大人マリンに春気分をこめて」

オシャレも仕事も頑張る女性、どんな時にも笑顔の女性は誰から見ても素敵だし、漂うハッピーオーラについつい惹かれてしまいます。往年の女優で例えるならやっぱりオードリー・ヘップバーンでしょう。彼女自身、くるくるとかわる笑顔を携えながら、無垢で小さな女の子という自分のイメージをわきまえ、次々と新しいファッションに果敢にチャレンジしたのです。そう、こちらのサブリナパンツも彼女から生まれたファッションアイテム。スリムなサブリナパンツにフラットなバレエシューズ、アクセサリーは身に付けないシンプルな着こなしは、今の時代にも不思議とマッチするんですよね。着るだけでなんとなく可愛らしく、可憐に見えるサブリナパンツはもはや春の定番。だからこそ「もう何枚も持っている」なんて方もいらっしゃるでしょうが、定番アイテムこそ今どきのシルエットをおさえた更新が必要だと思うんです。
この春パンツは2大トレンドの波が来ています。ひとつはリラックス感たっぷりの“ボーイフレンドパンツ”、もう一つはスッキリとした女らしさを醸し出してくれる“オンナカプリ”です。女性がメンズライクな服を着たときの何とも言えない可愛らしさ、醸し出されるリラックス感を確信犯的に狙ったのがボーイフレンドデニムさとすれば、正統派オードリーの可愛げが簡単に手に入るのがこのサブリナパンツでしょう。もちろん足元の抜け感もスタイルアップにひと役買ってくれますが、このパンツにヒール靴とくれば文句なしに可愛いスタイルが簡単に手に入ります。それは計算ずくではなく、直球の可愛らしさ。ボーイフレンドデニムがお尻のシルエットをわざとゆるっとさせる一方で、ペゼリコのパンツはお尻をまあるく包み込み、キュッとヒップアップさせて見せてくれます。女性のカラダを熟知したそのシルエットはひとたび穿くと病み付きに。それに家に帰ってからも脱ぐのを忘れてしまうくらい心地よい履き心地なんです。今どきの“モテ”に必要なのは可愛げと爽やかさ。スタイルコンシャスに見せてくれるサブリナパンツを颯爽と穿けば旅先でもオフィスでも注目を浴びそうです。


Producer 大和一彦 ／ Stylist 梶谷早織 ／Photographer 谷田政史（CaNN） ／ Hair＆Make 大原恵美 ／ Writer 大谷繭子 ／ Creative Director 中野慎一郎 ／ Model RINA

カプリパンツ￥31,500＜ペゼリコ＞カーディガン￥28,350＜スカリオーネ＞リネン半袖トップス¥37,800＜バグッタ＞（すべてトレメッツォTEL: 03-5485-0058）ストール二枚各¥16,800(ジョルジーナ・カスティリオーニ／エンメTEL:03-6804-6148) ブレスレット¥5,900(ププティエ／リエートTEL03-5413-5333)、サングラス¥16,800 (レイン／キヨモTEL:06-6535-8839)

今季も一大トレンドのボーダー柄　今年はバランスのいいボーダーを選ぶべし！

夏が近づくにつれて着たくなってくるのがボーダーですが、こちらも毎年出ているだけあってユニフォームのように無難にまとまってしまいがち。ではどうすればオシャレに、リッチに見えるかといえばまず（１）素材がリッチな事こと、もうひとつは（２）柄の入り方のバランスがいいものを選ぶこと、この二つに限ります。ボレロ風のこちらのカーディガンはそれだけでオシャレに見える珍しいデザイン。あくまで都会風ボーダーを目指せば“普段着ボーダー”とは違うリッチな雰囲気で着られます。

くすみのないリネンブラウスは 女子のつよ～いミカタです！

ジャケットのインナーに、カーディガンの下に何を着よう？と迷った時の強い味方となってくれるのが爽やかなリネンブラウス。上質なリネン、くすみのないクリーンで清潔感溢れる白はレフ版効果もあるので顔色をパッと明るく見せてくれます。今年はヒュー社ピンクやマンダリンオレンジ、ターコイズグリーンなどビビッドカラーもたくさん出ていますが、やはりベースとなるのはまっさらなホワイトでしょう。大人になるとＴシャツってよほどリッチなものでない限り、だらしなく見えそうで避けたいものですが、夏はこうしたリネンブラウスをＴシャツ代わりにさらりと着るのがおすすめです。