ニットタイはいま絶対にマスト。紺ジャケット+グレイパンツの定番スタイルであっても、いつものシルクタイからこれにスイッチするだけで、一気に今どき感がアップ
なーんてことは、このページをお読みのかたでしたら、耳ダコでしょうね。そこで今回は、旬のニットタイを用いつつも、まわりよりアタマ一つ抜けてお洒落に見える、ちょっと冒険的なジャケパンスタイルを大西さんに提案してもらいました。
とはいえ何も臆することはありません。要は、ニットタイを、ありがちなソリッドカラーから、ホリゾンタルストライプに変えただけ。ポップ過ぎるように感じるかもしれませんが、ニットタイが完全に市民権を得ている今季だからか、ご覧の通り、まったく違和感なし。ビジネススタイルに、ほどよくマリンやプレッピーテイストをほどよく漂わせるテクとしてガンガン挑戦してみるべきでしょう。ちなみにここで用いたのは人気急上昇中のブランド「PAOLO ALBIZZATI(パオロ アルビザティ)」製。遊び心あふれる柄ですが、素材や作りは本格派で、締め心地のよさもバツグンです。
なお、今回着用した紺ジャケットは、完璧なテーラリング技術で知られるあの「SARTORIO(サルトリオ)」にB.R.SHOPが別注したもの。今どきのナポリスタイルを体現した美しいサイジングといい、打ち込みのしっかりしたフレスコ織り生地といい、そこらの紺ジャケットにぐっと差をつけることうけあいです。一方グレイパンツは、美脚シルエットの代名詞である「INCOTEX(インコテックス)」の“035”モデル。定番モデル“036”の完成されたタイトシルエットはそのまま、より日本人向けに仕立てられた傑作です。ジャケットとパンツの選択にまったく隙がないからこそ、こうしたポップなニットタイが一層映えるということも覚えておきましょう。
スタイリング : 大西 陽一 / RESPECT
文 : 吉田 巌 / 有限会社 十万馬力
夏生地の代表選手とも言えるフレスコ織り生地を採用したB.R.SHOP別注「SARTORIO(サルトリオ)」の一着。ざっくりとした風合いでバツグンの通気性を発揮してくれます。なお打ち込み自体はしっかりしているため、耐久性も文句なし。
ニットタイが流行りとはいえ、主流はやっぱりソリッドタイプ。そこでおすすめはこのようなホリゾンタル柄。周囲に明確に差がつくだけでなく、スタイルに旬のマリン気分をほどよく加味してくれます。
タック入りで腰周りがゆったりしたシルエットのパンツではシャープ感は出ません。選ぶべきはノータックで、お尻から腿にかけて美しくフィットするタイプ。ご覧の「INCOTEX(インコテックス)」の“035”モデルなら申し分なしです。