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Backyard Talk Vol.017
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Backyard Talk vol.017 今どきのポロは“台襟”が決め手
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吉田/ありゃりゃ、カブッちゃいましたね。今回はみんな“黒ポロ”じゃないですか。なんかキモチ悪いなぁ。
梅/このまま3人で新宿二丁目界隈に行ったら完全に誤解されそう(笑)。
大西/でも、今年はホントにこういう状態によくなるんだよね。今日みたいに色までカブることは少ないけれど、打ち合わせに集まったスタッフが全員ポロシャツだったなんてことはよくあるもの。
吉田/ボクらのような服飾コードのゆるい職業はとくにそうですよね。ていうか、なんかこのごろ、以前よりポロシャツ着てる人が増えてないですか?
大西/いえてる。ポロシャツってどちらかと言えばコンサバな人たちの定番アイテムだったけれど、今はモード志向の人も含めて着てる感じがする。

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梅/やっぱりバリエーションが増えたからでしょうか。たとえば素材だけ見ても、昔は鹿の子編み生地ばかりだけだったのに、最近はカットソー的な着心地の天竺生地を採用したものが随分幅を利かせてるし、中には「ザノーネ」の“フリゼ素材”のように、サラサラした肌触りで吸湿速乾性に富んだ高機能生地を用いたものも出ています。

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吉田/今日もそうだもんね。同じ黒ポロに見えて、3人とも素材がバラバラ。ボクの着ているB.R.SHOPのオリジナルポロは天竺生地、大西さんのラコステのポロは当然鹿の子、そんでもって、梅さんが着てるのは光沢感とスケ感のあるかなりセクシーな生地だし……ところでそのポロはどこの?
梅/「ジレッリブルーニ」です。シャドー織りで横縞を入れてるんですよ。
吉田/うわっイヤらしい(笑)。でも、たしかにその生地感なら、モードっぽいスタイルが好きな人は見逃せないと思うな。
大西/襟の雰囲気もいいね。最近のポロはドレスシャツ的な台襟が付いているから襟立ちがキレイなんだよね。

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吉田/ホントだ。ボクが着てるB.R.SHOPのポロも台襟が付いてますよ。さすがよくわかってるなぁ。
大西/ジャケット下に着用したときなんかにも、台襟がついてるとジャケットラペルの下に埋もれないんですよ。だから綺麗な着こなしがしたい人なら、いまは台襟付きのポロを選ぶべきだと思う。
梅/襟はポロの印象を決める生命線ですもんね。今どきのポロが欲しいのなら台襟付きを選ぶべきかも。ラコステのポロのように台襟のないチビ衿も、スポーティな感じがしていいんですが。
吉田/何度も洗ってヨレた感じもサマになるもんね。大西さんもそこが好きなんでしょ?

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大西/いや、ボクがラコステのポロをよく着てるのは、鹿の子生地が好きだから。ホラ、生地が厚手だから、身体にフィットしたサイズを選んでも乳首が目立たないじゃん(笑)。
梅/たしかに(笑)。
吉田/いずれにしろ、次回みんなで会うときは、あらかじめ何を着てくるか話し合ったほうがいいかも。
大西/夏場はとくにね。同じポロを着てくるにしても、せめて色をバラバラにしようよ。

吉田 巌

吉田 巌

ライター/有限会社十万馬力

服、靴、鞄、そして時計、と男性の物欲を刺激するアイテムについて何でもかんでも書きなぐっているライター。イタリアのバイクが好きで、生死の境をさまよう事故に遭いながら、懲りずにベスパでリハビリ中。東京で1番好きな場所は新宿ゴールデン街。遅筆。

大西 陽一

大西 陽一

ファッションエディター/RESPECT

エディター的視点からスタイリングのできる希少な存在として、雑誌や広告など幅広く活躍する売れっ子。守備範囲はメンズファッションだけにとどまらず、インテリアやクルマ、雑貨までにも及び、親しみやすいほがらかな人柄が多くの編集者から愛されています。趣味の写真の腕前は相当なもの。

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