いや~、やってきました、心躍る夏。平日はパリッと襟付きのシャツを着ている方々も、さすがにこの季節になると、屋外の催し物に参加すべく、Tシャツの一枚や二枚、欲しくなってきますよね。しかもここ最近潮流となっている、アメリカは西海岸的なアイテムが。そこで今回は、大人のためのTシャツのこなし方を解説しちゃいます。取り急ぎ、夏のユル~い気分を象徴してくれるようなTシャツが欲しいわけですが、そこで選びのポイントとなってくるのは、いつもより色や柄が派手なものを選んでみる、ということ。だって、端整な顔立ちの都会的な一枚じゃ、なかなかユル~い気分にはスイッチが切り替わりませんからね。ソレに先にも申し上げた通り、今季は西海岸ブームが久々に到来。とくれば、いつもよりもリラックス感&ちょいヤンチャな雰囲気漂うTシャツくらいが塩梅良し、ということになるのです。で、気になるその合わせはと申しますと、いつもの都会的なカジュアルスタイルに一点この手のTシャツを投入するだけ、というお手軽さ。実際こちらのコーディネートのトップスが白シャツだったとしても、成立してしまいますよね。リピートしますが、あくまでそれをTシャツに替えるだけ、です。ネイビーのパンツ然り、上品なニット然り、そして、ちょっと遊びの効いたレザーシューズ然り、皆さまが既にワードローブの中に取りそろえているアイテムじゃありませんか。つまりは、Tシャツさえ新調していただければ、このような雰囲気は簡単に醸し出せてしまう、ということなのです。いやはや素晴らしいですね。実はこのようなコーディネートが大人っぽくもリラックス感を演出出来ているその秘密は、大人っぽい周辺のアイテムが結果的にTシャツのヌケ感を際立たせてくれている、という理由がございまして。でも合わせているアイテムが大人っぽいので、結果的にリラックスしつつも大人っぽい、となるわけ。いや~、これは夏のユル~い気分を助長させるべく、大人のTシャツスタイルを実践していただきたいものです。
写真 : 渡辺修身(SAMMY STUDIO)
スタイリング : 梶谷 早織
ヘアメイク : 吉田葉づき
文 : 寺田慎一(GtN-48)
マリンリゾートでの大人のコーディネートは下記よりご覧頂けます。
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Recommend Style vol.174 Casual Style other cut
この手のカットソーには大人っぽい合わせをすることがお約束ゆえ、眼鏡はシックなものを選ぶのが大正解。顔は人に与える印象が強~いパーツゆえ、ここを大人っぽく仕上げれば、全体が自然とシックに変貌を遂げる、という算段です。
この手の装いで子供っぽくならないポイントは、小物で圧倒的なラグジュアリー感を演出する、ということ。ゆえ、今回のようにパイソンのミニクラッチやゴールドの時計などで、リッチな雰囲気を醸し出していただければと。
この足元がスニーカーだったとしても相性は悪くないのですが、大人っぽさという意味では当然ながらレザーシューズに軍配が上がるのかと。で、このように正統すぎない一足を選ぶことが、ヌケ感を醸し出すうえでは肝要ですよ。